書籍詳細

書籍のレビュー・概要

中世を代表する哲学者、トマス・アクィナス(1225頃 - 1274)が生涯を賭けた集大成『神学大全』。壮大な神学の殿堂は、くみ尽くしえない叡智の宝庫である。神論、人間論、キリスト論の全三部から初めて思索の核心を精選。1は人間論の中核「徳」論を収める(全四巻)。

精選 神学大全 徳論

Takumi ブックス

精選 神学大全 徳論

著者・関係者
トマス・アクィナス 著・稲垣 良典 編・訳・山本 芳久 編
カテゴリ
新書
刊行日
2023/07/14
体裁
文庫・538頁
ISBN
9784003362136
在庫状況
在庫あり

価格:1,650 円

カートを見る

著者略歴

  • 著者略歴は現在準備中です。

目次

  1. 凡 例 創文社版(第十一冊)のまえがき 第二部の第一部 第四十九問題 習慣一般について――その本質に関して 第一項 習慣は質であるか 第二項 習慣は質の特定の種であるか 第三項 習慣は働きへの秩序・関連をふくんでいるか 第四項 習慣があることは必要であるか 第五十問題 習慣の基体について 第一項 身体のうちに何らかの習慣があるか 第二項 霊魂はその本質に即して習慣の基体であるか,それともその能力に即してか 第三項 感覚的部分の諸能力のうちに何らかの習慣がありうるか 第四項 知性そのもののうちに何らかの習慣があるか 第五項 意志のうちに何らかの習慣があるか 第六項 天使たちのうちに何らかの習慣があるか 第五十一問題 習慣生成の原因について 第一項 或る習慣は自然本性に由来するものであるか 第二項 或る習慣は働きによって生ぜしめられるか 第三項 一回の働きによって習慣が生ぜしめられることが可能か 第四項 神によって人間のうちに注入された何らかの習慣があるか 第五十二問題 習慣の増強について 第一項 習慣は増強させられるか 第二項 習慣は付加という仕方で増強させられるか 第三項 どんな働きでも習慣を増強させるか 第五十三問題 習慣の消滅および弱減について 第一項 習慣は消滅させられうるか 第二項 習慣は弱減させられうるか 第三項 習慣はたんに働きの中止のみによって消滅もしくは弱減させられるか 第五十四問題 習慣の区別について 第一項 一つの能力のうちに多くの習慣が存在しうるか 第二項 諸々の習慣は対象にもとづいて区別されるか 第三項 諸々の習慣は善・悪に即して区別されるか 第四項 一つの習慣が多くの習慣から成立することがあるか 第五十五問題 徳の本質について 第一項 人間的徳は習慣であるか 第二項 人間的徳は作用的習慣であるか 第三項 人間的徳は善い習慣であるか 第四項 徳は適切なる仕方で定義されるか 第五十六問題 徳の基体について 第一項 徳の基体は霊魂の能力であるか 第二項 一つの徳が数多くの能力のうちにありうるか 第三項 知性は徳の基体たりうるか 第四項 怒情的および欲情的能力は徳の基体であるか 第五項 感覚的な認識能力は徳の基体であるか 第六項 意志は徳の基体たりうるか 第五十七問題 諸々の知的徳の区別について 第一項 諸々の思弁的な知的習慣は徳であるか 第二項 思弁的な知的習慣は知恵,学知,および直知の三つだけであるか 第三項 技術という知的習慣は徳であるか 第四項 知慮は技術とは別の徳であるか 第五項 知慮は人間にとって必要・不可欠な徳であるか 第六項 思慮深さ,賢察および明察は知慮に結びついた徳であるか 第五十八問題 倫理徳と知的徳との区別について 第一項 すべての徳が倫理徳であるか 第二項 倫理徳は知的徳から区別されるか 第三項 倫理徳袞知的徳という区分は徳の区分として充分なものか 第四項 倫理徳は知的徳なしにありうるか 第五項 知的徳は倫理徳なしにありうるか 第五十九問題 倫理徳と情念との関係について 第一項 倫理徳は情念であるか 第二項 倫理徳は情念と共存しうるか 第三項 倫理徳は悲しみと共存しうるか 第四項 すべて倫理徳は情念にかかわるものであるか 第五項 或る倫理徳は情念なしにありうるか 第六十問題 倫理徳相互の区別について 第一項 ただ一つの倫理徳があるだけか 第二項 働きにかかわる倫理徳は情念にかかわる倫理徳から区別されるか 第三項 働きに関してはただ一つの倫理徳があるだけか 第四項 異なった諸々の情念に関しては異なった諸々の倫理徳があるか 第五項 倫理徳は情念の異なった諸対象にもとづいて区別されるか 第六十一問題 枢要徳について 第一項 諸々の倫理徳は枢要的もしくは主要的と呼ばれるべきか 第二項 四個の枢要徳が存在するか 第三項 前述の徳よりもむしろ他の徳が主要的と呼ばれるべきであるか 第四項 四個の枢要徳は相互に異なっているか 第五項 枢要徳が国家社会的,浄化的,浄霊的,および範型的徳へと分類されるのは適当であるか 第六十二問題 対神徳について 第一項 対神徳なるものが存在するか 第二項 対神徳は知的および倫理的な徳から区別されるか 第三項 信仰?希望および愛徳が対神徳であるとするのは適当であるか 第四項 信仰は希望よりも,そして希望は愛徳よりもより先であるか 第六十三問題 徳の原因について 第一項 徳は自然本性からしてわれわれのうちに見出されるか 第二項 或る徳は行為の習慣化からしてわれわれのうちに生ぜしめられるか 第三項 或る倫理徳は注入によってわれわれのうちにあるか 第四項 行為の習慣化からして獲得された徳は注入的な徳と同じ種に属するか 第六十四問題 徳の中庸について 第一項 倫理徳は中庸に存するか 第二項 倫理徳の中庸は事物の中庸か,それとも理性の中庸か 第三項 知的徳は中庸に存するか 第四項 対神徳は中庸に存するか 第六十五問題 諸々の徳の結合について 第一項 諸々の倫理徳は相互に結びついているか 第二項 倫理徳は愛徳なしにありうるか 第三項 愛徳は他の諸倫理徳なしにありうるか 第四項 信仰および希望は愛徳なしにありうるか 第五項 愛徳は信仰や希望なしにありうるか 第六十六問題 諸々の徳の間の等しさについて 第一項 徳に(より)大・(より)小がありうるか 第二項 同一人物のうちに同時に存在する徳はすべて等しいものであるか 第三項 倫理徳は知的徳よりも優れているか 第四項 正義は諸々の倫理徳の中で主要的なものであるか 第五項 知恵は諸々の知的徳の中で最大の徳であるか 第六項 愛徳は諸々の対神徳の中で最大の徳であるか 訳 註……稲垣良典 解 説……山本芳久

本文紹介

中世哲学・神学を代表する大著から思想の中核を初めて精選。〈1〉は人間の「徳」を論じる(全四巻)。

抜粋:中世を代表する哲学者、トマス・アクィナス(1225頃 - 1274)が生涯を賭けた集大成『神学大全』。壮大な神学の殿堂は、くみ尽くしえない叡智の宝庫である。神論、人間論、キリスト論の全三部から初めて思索の核心を精選。1は人間論の中核「徳」論を収める(全四巻)。