書籍詳細

書籍のレビュー・概要

京都の地名や寺社を手がかりに、古典文学の舞台を尋ねる。古典本文とわかりやすい現代語訳、解説的なエッセイ、絵巻などの図像から導かれるのは、鴨長明、紫式部、藤原道長、清少納言など、お馴染みの都人たちの移ろいゆく人生と四季の彩り。知っているつもりの作品の魅力を、より深く味わえる、古典文学案内の決定版!

京都古典文学めぐり

Takumi ブックス

京都古典文学めぐり

都人の四季と暮らし

著者・関係者
荒木 浩 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/06/29
体裁
四六・並製 ・カバー ・278頁
ISBN
9784000615976
在庫状況
在庫あり

価格:2,530 円

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著者略歴

  • 荒木 浩(アラキ ヒロシ) 1959年生まれ.京都大学大学院文学研究科国語学国文学専攻修士課程修了.博士(文学).国際日本文化研究センター教授・総合研究大学院大学教授.専門は古代・中世日本文学.著書に『古典の中の地球儀』(NTT出版,2022年),『「今昔物語集」の成立と対外観』(思文閣人文叢書,2021年),『徒然草への途』(勉誠出版,2016年),編著に『古典の未来学』(文学通信,2020年)など.

目次

  1. はじめに 本書の概要と凡例 京都文学地図 序 章 京都の古典文学――二つのはじまり 1 鴨長明という案内人――日野の方丈石(『方丈記』) 2 物語の祖先から――小倉山(『竹取物語』) 第Ⅰ章 都の四季のいろどり 1 桜の花ざかり――水無瀬、交野、渚の院(『伊勢物語』) 2 山の桜のころ――鞍馬寺(『源氏物語』) 3 枯れたる葵――一条大路(『徒然草』) 4 暑さをわびて――五条の道祖神(『宇治拾遺物語』) 5 盗みをせんと京に上る――羅城門(『今昔物語集』) 6 面白き月の夜に――高安(『古今和歌集』) 7 晩秋の運命の出会い――山科(『今昔物語集』) 8 菊から紅葉へ――河原院(『伊勢物語』) 9 賀茂の臨時の祭――上賀茂神社(『枕草子』) 10 東国からの上洛――三条の宮(『更級日記』) 11 年のなごり――都大路(『徒然草』) 第Ⅱ章 移ろいゆく人生と季節 1 初午大祭の出会いと願い――伏見稲荷(『枕草子』) 2 春霞のなかの面影――浦島神社(『万葉集』) 3 政変の悲哀と春の終わり――石山寺(『蜻蛉日記』) 4 初夏の出会いと新たな恋――誠心院(『和泉式部日記』) 5 文の途絶えと終に行く道――業平終焉の地(『大和物語』) 6 晩夏の陰謀と天皇――花山寺(『大鏡』) 7 紅葉の舞と青海波――朱雀院跡(『源氏物語』) 8 管絃の舟の紅葉狩り――大堰川(『大鏡』) 9 神無月の夜の道長――土御門邸(『続古事談』) 10 ある冬の日の若紫――廬山寺(『紫式部日記』) 11 年の移りと光源氏――清凉寺(『源氏物語』) 第Ⅲ章 時空の境界を超える 1 四方四季のユートピア――巨椋池(『方丈記』) 2 動物が運んだ幸福――北山山中(『うつほ物語』) 3 夢のお告げと未来――東寺と西寺(『古事談』) 4 観音の救済とは――清水寺(『古本説話集』) 5 親知らず、子知らず――石清水八幡宮(『古今著聞集』) 6 栄華の果ての往生――大原(『平家物語』) 7 それでも私は物語!――広隆寺(『更級日記』) 8 戦争の災厄と餓鬼道――六波羅(『ひとりごと』) 参考文献 おわりに 京都文学年表

本文紹介

京都の地名・寺社を手がかりに、現代語訳とエッセイ、豊富な図像で名作を味わう古典文学ガイドブック。

抜粋:京都の地名や寺社を手がかりに、古典文学の舞台を尋ねる。古典本文とわかりやすい現代語訳、解説的なエッセイ、絵巻などの図像から導かれるのは、鴨長明、紫式部、藤原道長、清少納言など、お馴染みの都人たちの移ろいゆく人生と四季の彩り。知っているつもりの作品の魅力を、より深く味わえる、古典文学案内の決定版!