書籍詳細

書籍のレビュー・概要

無意味に思える投票、あてにならない政治家……。政治への幻滅が進むいま、どう社会と向き合えばよいのだろうか。シティズンシップは、私たち市民の平等な政治参加を可能にするデモクラシーと結びつく概念だ。私たちはいかに権利をもちうるのか、なぜ政治に参加するのか? 思想史と理論をひもとき、真に豊かな未来を考える。

哲学がわかる シティズンシップ

Takumi ブックス

哲学がわかる シティズンシップ

民主主義をいかに活用すべきか

著者・関係者
リチャード・ベラミー 著・千野 貴裕 訳・大庭 大 訳
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/06/14
体裁
四六・並製 ・カバー ・196頁
ISBN
9784000615952
在庫状況
在庫あり

価格:2,200 円

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著者略歴

  • リチャード・ベラミー Richard Bellamy ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン教授.英国学士院フェロー.PhD in History(ケンブリッジ大学).専門は,政治理論・政治思想史.主著のPolitical Constitutionalism(Cambridge University Press, 2007)でスピッツ賞を受賞.その他著書多数.邦訳書に『グラムシとイタリア国家』(共著,ミネルヴァ書房,2012年)がある. 千野貴裕(チノ タカヒロ) 早稲田大学教育・総合科学学術院准教授.PhD in Political Science(ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン).専門は,政治思想史・政治理論.論文に,「グラムシアン・モーメント――グラムシにおけるヘゲモニーと市民社会を再考する」(『思想』2021年5月)などがある. 大庭 大(オオバ ダイ) オックスフォード大学政治国際関係学部博士課程.論文に「純粋手続き的正義と分配パタン指定の隘路――理論と制度的指針の検討」(『年報政治学』2019-Ⅱ),「生産性と相互性のリベラリズム再考――ロールズ主義における障害者包摂をめぐって」(同前,2021-Ⅱ)などがある.

目次

  1. まえがき 凡 例 1 シティズンシップとは何か、そしてなぜそれが問題なのか? なぜ政治的シティズンシップなのか? シティズンシップの構成要素 シティズンシップの逆説とジレンマ 2 シティズンシップの理論とその歴史 シティズンシップの二つの類型 平等な政治参加としてのシティズンシップ 同等の法的地位としてのシティズンシップ 近代的デモクラシー 近代民主的シティズンシップの生成 3 成員資格と所属 臣民から市民へ――境界内の包摂と排除 財産とシティズンシップの諸特性 ジェンダーとフェミニズムからの批判 ナショナリティ、民族、多文化主義 外国人から市民へ――境界外の排除 4 権利と「諸権利をもつ権利」 人権とコスモポリタンなシティズンシップ 「諸権利をもつ権利」――国のシティズンシップとグローバルな正義 5 参加とデモクラシー デモクラシーとは何か、そしてなぜそれはシティズンシップにとって重要なのか? 参加デモクラシー 守護者制 シティズンシップとデモクラシーのいま シティズンシップの終焉? 訳者解説 訳者あとがき 日本の読者のための文献案内 文献案内 索 引

本文紹介

なぜ私たちは投票に行くべきなのか? 社会の根本と政治参加の意義を解き明かし、真に豊かな未来を問う

抜粋:無意味に思える投票、あてにならない政治家……。政治への幻滅が進むいま、どう社会と向き合えばよいのだろうか。シティズンシップは、私たち市民の平等な政治参加を可能にするデモクラシーと結びつく概念だ。私たちはいかに権利をもちうるのか、なぜ政治に参加するのか? 思想史と理論をひもとき、真に豊かな未来を考える。