書籍詳細

書籍のレビュー・概要

首相の座に返り咲いた安倍晋三は、政権維持のため、さまざまな策を講じる。小刻みな衆院解散で党内反対派を抑え、一部野党と連携、野党の分断・弱体化を進め、さらに内閣人事局による官僚支配やメディアへの圧力も強めた。こうして強固な体制を築いた安倍は、秘密保護法や安保法制を成立させ、二〇一六年の参院選にも大勝。念願の憲法改正を視界に収めるが…。

安倍「一強」の完成

Takumi ブックス

安倍「一強」の完成

著者・関係者
後藤 謙次 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/06/29
体裁
四六・上製 ・カバー ・510頁
ISBN
9784000281799
在庫状況
在庫あり

価格:2,970 円

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著者略歴

  • 後藤謙次(ゴトウ ケンジ) 1949年生まれ.1973年早稲田大学法学部卒業.同年共同通信社入社.自民党クラブキャップ,首相官邸クラブキャップ,政治部長,論説副委員長,編集局長,TBS『ニュース 23』キャスター,テレビ朝日『報道ステーション』コメンテーター等を歴任.現在はフリーの政治ジャーナリストとして活躍.共同通信客員論説委員.白鷗大学名誉教授.著書に『日本の政治はどう動いているのか』(共同通信社),『ドキュメント 平成政治史 1〜3』(岩波書店),『10代に語る平成史』(岩波ジュニア新書)などがある.

目次

  1. はじめに 序 章 国政選挙連戦連勝 第一章 チーム安倍始動 1 命運を分けた党首討論 2 前例なきメディア戦略 3 地球儀を俯瞰する外交が始動 第二章 改憲への小手調べ 1 安倍と財務省が火花 2 安保法制懇の再開 3 劇的に変わる「政と官」 4 安倍の背番号は「96」 第三章 安倍一強体制の確立 1 参院選大勝で「ねじれ国会」解消 2 一強を補強した東京五輪招致 3 靖国神社参拝が呼び込んだ日米の溝 4 スキャンダルに沈んだ東京都知事 第四章 憲法解釈の変更 1 集団的自衛権の行使容認に踏み出す 2 展望見えない拉致問題 3 「結論ありき」の解釈改憲 第五章 不意打ち解散 1 「黒田バズーカ」の発動 2 消費増税延期が大義名分 3 高揚感なき「大勝」 第六章 戦後七〇年の大転換 1 日本人殺害袂袒イスラム国の衝撃 2 迷走する普天間飛行場の移設 3 ワシントンでの対米公約 第七章 安保法制の成立 1 憲法学者の逆襲 2 安保論議の中の「戦後七〇年談話」 3 消耗戦の果ての成立 第八章 日韓慰安婦合意 1 維新の党が分裂 2 TPP交渉が大筋合意 3 一気に動いた日韓外交 第九章 伊勢志摩サミットとオバマ広島訪問 1 民進党結成 2 熊本地震で消えた衆参同日選挙 3 再延期された消費税増税 第一〇章 小池旋風 1 東京都知事舛添の退場 2 自民党参院選大勝 3 天皇陛下の退位報道の衝撃 第一一章 総裁任期延長へ 1 二階幹事長で変わる党内力学 2 巨大与党に立ち向かう野党民進党 資料編 天皇陛下ビデオメッセージ全文 オバマ大統領・広島スピーチ 安倍晋三首相・広島所

本文紹介

史上最長政権はいかにして築かれたのか。その内実を詳細に描いた政界ノンフィクションシリーズの最新作!

抜粋:首相の座に返り咲いた安倍晋三は、政権維持のため、さまざまな策を講じる。小刻みな衆院解散で党内反対派を抑え、一部野党と連携、野党の分断・弱体化を進め、さらに内閣人事局による官僚支配やメディアへの圧力も強めた。こうして強固な体制を築いた安倍は、秘密保護法や安保法制を成立させ、二〇一六年の参院選にも大勝。念願の憲法改正を視界に収めるが…。