書籍詳細

書籍のレビュー・概要

今あなたが抱いているその疑問、何千年も前から考え続けられてきたことかもしれない…? 親との関係、何のために勉強するのか、本当の自分とは何か、昔の本が今役に立つの? 古今東西の書物をひもといて、11人の古典研究者が答えます。友達への相談やネット検索では出会えないアドバイスが、人生の扉を開く、かもしれません。

扉をひらく哲学

Takumi ブックス

扉をひらく哲学

人生の鍵は古典のなかにある

著者・関係者
中島 隆博 編著・梶原 三恵子 編著・納富 信留 編著・吉水 千鶴子 編著
カテゴリ
ジュニア新書
刊行日
2023/05/19
体裁
新書・202頁
ISBN
9784005009688
在庫状況
在庫あり

価格:990 円

カートを見る

著者略歴

  • 中島隆博(なかじま・たかひろ) 1964年、高知県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(学術)。東京大学東洋文化研究所教授。悩みに悩んだ10代の経験から、哲学することに没頭し、現在にまで至る。最近は世界哲学を主に研究している。著書に『中国哲学史』(中公新書)など。 梶原三恵子(かじはら・みえこ) 1967年、和歌山県生まれ。大阪大学卒業、ハーバード大学大学院修了、Ph. D.現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。著書に『古代インドの入門儀礼』(法藏館)、『仏典解題事典』(共編著、春秋社)。専門は古代インドの文化と社会の研究。 納富信留(のうとみ・のぶる) 1965年、東京都生まれ。東京大学文学部で哲学を学び、英国ケンブリッジ大学古典学部でPh. D取得。東京大学大学院人文社会系研究科教授。著書に『ギリシア哲学史』(筑摩書房)、『プラトンとの哲学衽衲対話篇をよむ』(岩波新書)、『ソフィストとは誰か?』(ちくま学芸文庫)など。 吉水千鶴子(よしみず・ちづこ) 1959年生まれ。学習院大学文学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科修士課程・ウィーン大学人文学博士課程修了。哲学博士(Dr. Phil)。筑波大学人文社会系教授。学生時代は山登りと読書に明け暮れ、東洋思想に魅せられてインドとチベットの仏教を研究。著書に『知の古典は誘惑する』(共著、岩波ジュニア新書)、『西蔵仏教宗義研究』(共著、東洋文庫)など。 芦名定道(あしな・さだみち) 1956年、山形県生まれ。京都大学卒業、同大学院博士後期課程修了。博士(文学)。現在、京都大学名誉教授、関西学院大学神学部教授。キリスト教を中心に宗教思想について広く研究中。著書に『自然神学再考』(晃洋書房)、『現代神学の冒険』(新教出版社)など。 小倉紀蔵(おぐら・きぞう) 1959年、東京都生まれ。東京大学卒業、ソウル大学博士課程単位取得退学。修士(文学)。京都大学教授。専門は東アジア(日本・中国・朝鮮)の哲学、日韓関係の思想。著書に『韓国は一個の哲学である』(講談社学術文庫)など。 加藤隆宏(かとう・たかひろ) 1973年生まれ。東京大学卒業。インド・プネー大学留学後、ドイツ・マルティンルター大学(Dr. Phil)。中部大学准教授を経て東京大学大学院人文社会系研究科准教授。インド思想・サンスクリット文献学が専門。現実の様々な問題解決に向けて、インド哲学からどのような貢献ができるのかを考えている。 木村勝彦(きむら・かつひこ) 1957年、長崎県生まれ。筑波大学卒業、同大学院博士課程修了。博士(文学)。長崎国際大学人間社会学部教授、副学長。専門は宗教の哲学的意味に関する研究、人の死に関わるダークツーリズムの研究。著書に『西欧近代の思想史像』(共著、勁草書房)、『宗教とツーリズム』(共著、世界思想社)など。 佐藤弘夫(さとう・ひろお) 1953年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士前期課程修了。博士(文学)。現在、東北大学大学院文学研究科教授。お墓や霊場・パワースポットが大好きで、時間があれば各地を歩き回っています。著書に『日本人と神』(講談社現代新書)など。 土屋太祐(つちや・たいすけ) 1976年生まれ。四川大学文学与新聞学院博士課程修了。文学博士。現在、新潟大学経済科学部准教授。著書に『北宋禅宗思想及其淵源』(四川出版集団巴蜀書社)。禅の問答に興味を持ち、禅の文献を研究している。 渡邉義浩(わたなべ・よしひろ) 1962年生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了、文学博士。早稲田大学文学学術院教授。中学生のとき、吉川英治の『三国志』、なかでも諸葛亮に夢中になり、中国古代への関心を持つ。著書に『三国志が好き!』(岩波ジュニアスタートブックス)、『三国志』『漢帝国』『孫子』(中公新書)、『論語集解衽衲魏・何晏(集解)』『後漢書』(早稲田大学出版部)など。

目次

  1. はじめに 第1部 いま古典を読む意味って、何ですか? 1 古典って何ですか? 回答1 過去からの贈り物 中島隆博 回答2 インターフェイスとしての古典 芦名定道 2 時代も社会状況も違うのに、現代を生きる自分たちの役に立ちますか? 回答 古典に自分を映し見る 木村勝彦 3 人に聞いたりネットで検索した方が、早く答えが見つかりませんか? 回答 時空を超えた出会いを見つけよう 吉水千鶴子 4 なぜ大人はよく「古典は大切だ」と言うのですか? 回答1 古くて新しいツールとしての古典 加藤隆宏 回答2 伝えられてきたということ 土屋太祐 5 正直言って、まったく興味がわきません 回答 古典への入り口は、たくさんあります 渡邉義浩 第2部 人生の鍵は、古典のなかにある! 1 人の意見にすぐ影響されてしまいます 回答1 自分の意見を見つけるまで――孔子の「時」の教え 渡邉義浩 回答2 一人の相手と向き合って対話する――ソクラテスの哲学と生き方 納富信留 回答3 他者との関わりをバネに豊かな自分になる――キルケゴールの語る自己 芦名定道 2 親との関係に悩んでいます 回答1 親を乗り越えて進むこと――古代ギリシア神話における子供たち 納富信留 回答2 自分で自分の主人となれ――ブッダの言葉から 吉水千鶴子 回答3 親とはそもそも重圧である――儒教の超絶的親孝行 小倉紀蔵 3 誰も自分のことをわかってくれない気がします 回答1 絆をつくる大切さ――教養小説に描かれた若者たち 佐藤弘夫 回答2 「人間」をつくる――古代インドの人生儀礼 梶原三恵子 回答3 分かってもらえなくとも、怒らないのが君子です――孔子の辛さ、諸葛亮の理解者 渡邉義浩 4 なんのために生きているのでしょうか? 回答1 「目的」「統一」「真理」を捨てよ――弱いニーチェが語ること 小倉紀蔵 回答2 自分より大切なものの発見――他者に尽くした人々の物語 佐藤弘夫 回答3 どのようにしてこの自分を生き抜くか――ニーチェからの問いかけ 木村勝彦 5 本当の自分を見つけたいのですが、どうすればよいでしょうか? 回答1 本当の自分に到着するためのレッスン――「論語」が語る「君子」 中島隆博 回答2 あなたは誰ですか?――私自身を問い直す古代インドの言葉 加藤隆宏 回答3 「本当の自分」を探している「自分」――「臨済録」の言葉 土屋太祐 6 死ぬとはどういうことですか? 回答1 「私の死」に向きあうこと――ヤスパースからの勇気のメッセージ 木村勝彦 回答2 生と死のさかいめ――禅僧の言葉から 土屋太祐 回答3 銀河を旅する死者たち――宮沢賢治の世界から 佐藤弘夫 7 社会の役に立ちたいのですが、どうすればよいでしょうか? 回答1 他者への共感をもつ――大乗仏教の理想 吉水千鶴子 回答2 社会は自己とつながる?つながらない?つながりすぎても危険だ――「大学」に「学ぶ」 小倉紀蔵 回答3 鳩のように、そして(しかし)蛇のように――イエスが弟子に与えたアドバイスから 芦名定道 8 勉強するのはなんのためでしょうか? 回答1 教えを乞い、自分を更新する――古代インドの「知識」継承の営み 梶原三恵子 回答2 変容して自由になる――「論語」と「正法眼蔵」が語る学びの境地 中島隆博 回答3 知ることの神秘の深みの、もっと深みへ――哲人ヘラクレイトスの言葉を聞く 納富信留 第3部 10代にすすめる1冊 執筆者紹介

本文紹介

親との関係、何のために勉強するのか、本当の自分とは何か?…その悩みや疑問に、11人の古典研究者が答えます。

抜粋:今あなたが抱いているその疑問、何千年も前から考え続けられてきたことかもしれない…? 親との関係、何のために勉強するのか、本当の自分とは何か、昔の本が今役に立つの? 古今東西の書物をひもといて、11人の古典研究者が答えます。友達への相談やネット検索では出会えないアドバイスが、人生の扉を開く、かもしれません。