書籍詳細

書籍のレビュー・概要

地球環境の破壊を回避しつつ経済活動を営むには? 温暖化による被害の格差を抑えながら経済成長することは可能なのか? 深化するサーキュラー経済など欧州を中心とした産業構造の変化やGDPに代わる指標の開発、幸福感の問い直しなどを考察した刺激的な論集。他の寄稿者=喜多川和典、山下潤、内田由紀子。 ■お詫びと訂正 本書の記述に以下の誤りがありました。お詫びとともに訂正させていただきます。 » 訂正PDF ●P103 後から2行目 【誤り】IPCC特別レポート「IPCC—5℃」 【訂正後】IPCC特別レポート「IPCC1.5」 ●P229のQ15-3最終行の回答数値 【誤り】日本3.43 ドイツ3.06 【訂正後】日本3.06 ドイツ3.43 ●P247の「再生可能エネルギー」の項 【誤り】回答数値はドイツ 三・〇六 ,日本 三・四三 となっており,日本のほうが再生可能エネルギーへの関心は 強い ことが確認できました. 【訂正後】回答数値はドイツ 三・四三 ,日本 三・〇六 となっており,日本のほうが再生可能エネルギーへの関心は 弱い ことが確認できました. ●P245 図8-12の横軸の目盛りの3つ目 【誤り】101から9 【訂正後】10から19

環境・福祉政策が生み出す新しい経済

Takumi ブックス

環境・福祉政策が生み出す新しい経済

“惑星の限界”への処方箋

著者・関係者
駒村 康平 編著・諸富 徹 編著・全労済協会 編
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/05/26
体裁
四六・並製 ・カバー ・280頁
ISBN
9784000223157
在庫状況
在庫あり

価格:2,750 円

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著者略歴

  • 〈編者〉 全労済協会(ぜんろうさいきょうかい) 正式名称は一般財団法人全国勤労者福祉・共済振興協会.1982年に設立され,「勤労者の生活及び福祉に関する総合的な調査や研究を通じて,勤労者の生活環境の向上を促進するとともに,あわせて勤労者の助け合いとしての相互扶助思想の啓発と労働者共済運動・事業の普及を図り,もって勤労者福祉の向上と発展に寄与すること」を目的に二つの事業を実施. 勤労者相互の連帯と相互扶助による「相互扶助事業」とならんで,シンポジウムやセミナーの開催,各種調査研究の実施等を中心とした「シンクタンク事業」が行われ,本書の元となった「資本主義経済の再構築としてのSDGs 研究会」を主催. これまで主催した他の研究会の成果書籍としては,『格差社会への対抗 ――新・協同組合論』(日本経済評論社),『30代の働く地図』,『壁を壊すケア ―― 「気にかけあう街」をつくる』(ともに岩波書店)などがある. 〈編著者〉 駒村康平(こまむら こうへい) 1章 補章 2章 4章 8章 あとがき 1964年生まれ.慶應義塾大学経済学部教授.放送大学客員教授.社会政策.『日本の年金』(岩波新書),『エッセンシャル金融ジェロントロジー――高齢者の暮らし・健康・資産を考える』(慶應義塾大学出版会)など. 諸富 徹(もろとみ とおる) 1章 補章 3章 あとがき 1968年生まれ.京都大学大学院経済学研究科教授.財政学・環境経済学.『私たちはなぜ税金を納めるのか――租税の経済思想史』(新潮選書),『資本主義の新しい形』(「シリーズ現代経済の展望」,岩波書店)など. 〈執筆者〉 喜多川和典(きたがわ かずのり) 5章 1959年生まれ.公益財団法人日本生産性本部エコ・マネジメント・センター長.上智大学大学院地球環境学研究科非常勤講師.行政・企業の環境に関わるリサーチ・コンサルティングに携わる.『サーキュラーエコノミー 循環経済がビジネスを変える』(共著,勁草書房),『プラスチックの環境対応技術』(共著,情報機構)など. 山下 潤(やました じゅん) 6章 九州大学大学院比較社会文化研究院教授.人文地理学,地域計画論. 『環境都市政策入門』(古今書院),『持続可能な発展指標の新展開』(共著,「比較社会文化叢書」,花書院)など. 内田由紀子(うちだ ゆきこ) 7章 京都大学人と社会の未来研究院教授.文化心理学,社会心理学.『社会心理学概論』(共著,ナカニシヤ出版),『これからの幸福について――文化的幸福観のすすめ』(新曜社)など.

目次

  1. 第Ⅰ部 総論――いま何が問われているのか 1 本書の構成と概要………駒村康平・諸富 徹 はじめに 1 本研究会の構成と経緯 2 各章の内容 3 まとめ 補章 2 経済成長・幸福と自然………駒村康平 はじめに 1 SDGsの射程 2 経済成長の光と影 3 格差と気候正義 4 経済成長と幸福 3 環境と経済成長………諸富 徹 はじめに――環境と経済は対立するのか? 1 気候変動政策と経済成長 2 スウェーデンはなぜデカップリングを実現したのか――産業構造転換は不可避 3 日本はなぜ転換できないのか 4 気候変動政策をどう経済成長につなげるか 5 環境政策と雇用 6 「公正な移行(Just Transition)」へ向けて 7 日本の脱炭素化と公正な移行に向けて 4 温暖化の緩和・適応と貧困・格差問題………駒村康平 はじめに 1 「気候正義」と「公正な移行」 2 温暖化・気候変動と貧困 3 環境政策と福祉政策の連携――新しい社会政策の確立 第Ⅱ部 新たな社会を展望する 5 新しい経済構造を切り拓くサーキュラー経済の意義………喜多川和典 はじめに 1 EUのサーキュラー経済政策の背景と目的 2 EUのサーキュラー経済行動計画 3 「消費者に力を与える」政策の可能性 4 エコデザイン指令の抜本改正が目指すもの 5 ドイツにおけるCEに関わる国内規格の取り組み 6 循環性とライフサイクルアセスメントとの関係 7 今後の展望 6 経済成長の定義・測定の見直し………山下 潤 はじめに 1 GDPを超えて 2 Beyond GDP 後の社会の豊かさを表す指標の開発状況 おわりに――公正な移行に向けて 7 現代社会のウェルビーイング――経済成長・格差・地域との関わり………内田由紀子 はじめに――人間の本質と幸福 1 WEIRDな文化における個人主義と資本主義 2 WEIRDの外からの発信――日本における協調的ウェルビーイングと指標 3 脱物質消費駆動型社会におけるウェルビーイングと心の豊かさ 4 個人と場の共創 8 持続可能なライフスタイルを選択できるのか――日独のアンケート調査の分析より………駒村康平 1 幸福度、環境政策の評価について 2 日独アンケート調査の概要と分析結果 3 考察 あとがき 参考資料「資本主義経済の再構築としてのSDGs研究会」実施調査 索引

本文紹介

環境破壊の回避が前提となった新しい社会とは? 取り組みの遅れている日本に覚醒を促す刺激的な論集。

抜粋:地球環境の破壊を回避しつつ経済活動を営むには? 温暖化による被害の格差を抑えながら経済成長することは可能なのか? 深化するサーキュラー経済など欧州を中心とした産業構造の変化やGDPに代わる指標の開発、幸福感の問い直しなどを考察した刺激的な論集。他の寄稿者=喜多川和典、山下潤、内田由紀子。 ■お詫びと訂正 本書の記述に以下の誤りがありました。お詫びとともに訂正させていただきます。 » 訂正PDF ●P103 後から2行目 【誤り】IPCC…