書籍詳細

書籍のレビュー・概要

人はまちがえる。それは、どんなにがんばっても、脳がまちがいを生み出すような情報処理を行っているから。しかし脳がまちがえるからこそ、わたしたちは新たなアイデアを創造し、高次機能を実現し、損傷から回復する。そのような脳の実態と特性を、最新の研究成果をふまえて解説。心とは何か、人間とは何かに迫る。

まちがえる脳

Takumi ブックス

まちがえる脳

著者・関係者
櫻井 芳雄 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2023/04/20
体裁
新書・244頁
ISBN
9784004319726
在庫状況
在庫あり

価格:1,034 円

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著者略歴

  • 櫻井芳雄(サクライ ヨシオ) 1953年生まれ.京都大学大学院文学研究科博士課程中退.広島大学助手,富山医科薬科大学助教授,京都大学霊長類研究所助教授,生理学研究所客員助教授,京都大学大学院文学研究科教授,同志社大学大学院脳科学研究科教授などを経て, 現在─京都大学名誉教授,同志社大学嘱託研究員,医学博士 専門─行動神経科学,実験心理学 著書─『 脳と機械をつないでみたら』『ニューロンから心をさぐる』(岩波書店),『脳の情報表現を見る』(京都大学学術出版会),『考える細胞ニューロン』(講談社選書メチエ),共著書に『良心学入門』『良心から科学を考える』(岩波書店),『記憶と脳』(サイエンス社)ほか

目次

  1. はじめに 序章 人は必ずまちがえる 1 ヒューマンエラーの実態 2 対策の限界 3 脳の何が問題なのか? コラム0 どこからが脳のドーピングか? 第1章 サイコロを振って伝えている?──いい加減な信号伝達 1 働いている脳の信号伝達 2 どのように調べればわかるのか? 3 ニューロンは協調して働くしかない コラム1 ブレイン─マシン・インタフェースはなぜ難しいのか? 第2章 まちがえるから役に立つ──創造、高次機能、機能回復 1 脳活動のゆらぎと創造 2 記憶はまちがえてこそ有用である 3 まちがえる神経回路だから回復できる コラム2 宇宙旅行で脳はどう変わるか? 第3章 単なる精密機械ではない──変革をもたらす新事実 1 ニューロンとシナプスがすべてではない 2 心が脳の活動を変える 3 「病は気から」は本当か? 4 AIは脳になれない コラム3 オンライン会議や授業は脳に影響するのか? 第4章 迷信を超えて──脳の実態に迫るために 1 脳は迷信の宝庫 2 研究者の責任 3 急速に解明されているのか? 4 脳は手強い コラム4 神経経済学、神経犯罪学、神経政治学は有用か? おわりに 主な参考文献

本文紹介

脳はいいかげんでまちがえる。だから柔軟で、人には創造ができる。脳の真の姿を最新の研究成果から解説

抜粋:人はまちがえる。それは、どんなにがんばっても、脳がまちがいを生み出すような情報処理を行っているから。しかし脳がまちがえるからこそ、わたしたちは新たなアイデアを創造し、高次機能を実現し、損傷から回復する。そのような脳の実態と特性を、最新の研究成果をふまえて解説。心とは何か、人間とは何かに迫る。