書籍詳細

書籍のレビュー・概要

「授業ができる人がいない」「どれだけ探しても見つからない」「代わりがいないから休めない」……全国的に発生している教員不足は、すでに子どもたちや教育現場へ深刻な影響を及ぼしている。朝日新聞紙面上でこの問題を一〇年以上追い続けてきた記者が、厳しい実態と正規/非正規教員をめぐる教育制度の実情を書き下ろす。 » Web岩波「たねをまく」で著者・氏岡真弓さんへのインタビュー記事を掲載中

先生が足りない

Takumi ブックス

先生が足りない

著者・関係者
氏岡 真弓 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/04/12
体裁
四六・並製 ・カバー ・158頁
ISBN
9784000615907
在庫状況
在庫あり

価格:1,980 円

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著者略歴

  • 氏岡真弓(ウジオカ マユミ) 岡山県出身.1984年に朝日新聞入社後,水戸支局員,横浜支局員,社会部員,論説委員を経て現在編集委員.教育分野を担当.共著に『学級崩壊』(朝日新聞社),『権力の「背信」』(朝日新聞出版),『脱「学級崩壊」宣言』(春秋社),『いま,先生は』(岩波書店),『失敗だらけの新人教師』(大月書店)などがある.

目次

  1. 第一章 教員不足の「穴」の広がり 無風の一面トップ記事 自習どころか中間テストもできない 「なぜわざわざこんなことを調べるのか」 教員予備軍不足=鯉の減った池 教員不足が一〇年でまるで違う次元に なんと四%の学校で教員不足 ついに文科省調査実施、だが...... それでも不十分な盛り上がり 見えぬ展望 第二章 先生不在の学校現場 「うちらは捨てられてる」 お兄さんが来たが 英語、英語、英語 「このなかに教員免許をお持ちの方はいらっしゃいませんか」 「教育委員会が探しても、いないって言うんですよ」 教務主任と担任を一人で受け持つ 集中する負担と「連鎖休職」 専門外の教科を教える苦しみ 実験猛特訓したけれど 妊娠を喜べない 「保水力」を失った学校 第三章 先生が足りない理由 文科省調査が示す「要因」 教員のなり手減の実情 教員不足の四段階 そもそも正規教員が足りていなかった 非正規教員への依存体質 規制緩和で抑制された正規教員 「改革」の陰で起きていたこと 学生たちの教職離れ 魅力の発信では響かない 見えにくい展望、背後の長時間労働 第四章 教員不足から脱却できるのか 教員不足の行き着く先は 文科省も教委も動いてはいるが 「教員不足」とは 正規教員と非正規教員の「密接な関係」 データがカギ なんのための調査か、設計からの再考 教員政策の検証を 研究者たちからあげられる提言 オープンな議論を 教員の働き方改革に「非正規」は入っていたのか 子どもへもたらす影響という大問題 公教育が崩壊しつつある あとがき

本文紹介

全国的に発生している教員不足は、すでに深刻な影響を及ぼしている。その厳しい実情と原因を示す。

抜粋:「授業ができる人がいない」「どれだけ探しても見つからない」「代わりがいないから休めない」……全国的に発生している教員不足は、すでに子どもたちや教育現場へ深刻な影響を及ぼしている。朝日新聞紙面上でこの問題を一〇年以上追い続けてきた記者が、厳しい実態と正規/非正規教員をめぐる教育制度の実情を書き下ろす。 » Web岩波「たねをまく」で著者・氏岡真弓さんへのインタビュー記事を掲載中