書籍詳細

書籍のレビュー・概要

ヨーロッパ文化史に深い足跡を残すユマニスムとはいかなる思想運動だったのか。ラテン語に基づく普遍的文明の樹立という壮大な夢、その胚胎から終焉までを、ペトラルカからエラスムス、さらに新世界にまで及ぶ、個性豊かな文人たちの思索に沿って追跡し、ルネサンス精神史への斬新な視角を拓く。スペインの傑出した文学・文献学者による名著、待望の邦訳。

ユマニスムの夢

Takumi ブックス

ユマニスムの夢

ペトラルカからエラスムスへ

著者・関係者
フランシスコ・リコ 著・清水 憲男 訳
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/03/16
体裁
四六・上製 ・カバー ・246頁
ISBN
9784000254335
在庫状況
在庫あり

価格:3,300 円

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著者略歴

  • Francisco Rico(フランシスコ・リコ) 1942年生.元バルセロナ自治大学教授.中世文学史,文献学専攻.セルバンテス『ドン・キホーテ』をはじめ数々の古典作品の校訂注釈に携わり,「スペイン王立アカデミー古典叢書」(継続刊行中)など複数の文学史シリーズの編集を手掛ける.仏ボルドー大学,伊ボローニャ大学などから名誉博士の学位を受けている. 著書に,『ピカレスク小説と視点』(La novela picaresca y el punto de vista, 1970),『アルフォンソ賢王と「全史」』(Alfonsoel Sabio y la “General estoria”, 1972),『ペトラルカの生涯もしくは作品』(Vida u obra de Petrarca, 1975),『スペイン中世における説教と文学』(Predicación y literatura en la Espanamedieval, 1977),『ドン・キホーテのテクスト』(El texto del“Quijote” : Preliminares a una ecdótica del Siglo de Oro, 2006),『ペトラルカの金曜日』(I venerdì del Petrarca, 2016),『受け継がれる忠誠―文献学者と同族者たち』(Una larga lealtad - Filólogos y afines, 2022)など. [訳者] 清水憲男(シミズ ノリオ) 1947年生.上智大学名誉教授.スペイン文学,文献学専攻. 著書に,『ドン・キホーテの世紀―スペイン黄金時代を読む』(岩波書店,1990.中国語版,2022),『スペイン古典文学文典への文献学的注解』(スペイン語,私家版),『新・スペイン語落ち穂ひろい』(白水社,2013),訳書に,O. パス『大いなる文法学者の猿』(新潮社,1977),マルティル『新世界とウマニスタ』(岩波書店,1993),ゴマラ『拡がりゆく視圏』(岩波書店,1995),編訳書に,『セルバンテス―スペインが生んだ近代小説の先駆者』(平凡社,1979),『スペイン現代詩』(上智大学イスパニア研究センター,2006)など.

目次

  1. 序 ユマニスムの夢を追う 第1章 夢の次元――その広がりと奥行き 第2章 根幹――胎動から知の奔流へ 第3章 構想――揺るぎない読みが開く扉 第4章 生活様式――古の覚醒と同時代の生き様 第5章 新世界への道――求められる視座 第6章 イタリアとヨーロッパの間――知的波動のうねり 第7章 文献学――本義こそ真義 第8章 白鳥の歌――終焉のさんざめき 第9章 エラスムスからペトラルカへ――思索と詩作の交錯 第10章 終結――はてのはてに残るもの 補講1 「文芸讃歌」――ルネサンス期スペインにおけるユマニスムと「人間の尊厳」 補講2 ポリツィアーノの光と影 一五二五年前後――エラスムス、ビベス、ビュデ ― 訳者解説 引用・参照文献レファレンス 訳注

本文紹介

ユマニスムとは何か。個性豊かな文人たちの思索の系譜を追跡し、ルネサンス精神史への斬新な視角を拓く。

抜粋:ヨーロッパ文化史に深い足跡を残すユマニスムとはいかなる思想運動だったのか。ラテン語に基づく普遍的文明の樹立という壮大な夢、その胚胎から終焉までを、ペトラルカからエラスムス、さらに新世界にまで及ぶ、個性豊かな文人たちの思索に沿って追跡し、ルネサンス精神史への斬新な視角を拓く。スペインの傑出した文学・文献学者による名著、待望の邦訳。