書籍詳細

書籍のレビュー・概要

南九州ではサツマイモをカライモと呼ぶ。水俣、石牟礼道子への思いを胸に、京都に古本屋を開いたふたりは、それぞれがひとりであることをわかちあいながら、家族で店を営み、言葉によって自身を降り、世界への希望をつなぐ。試行錯誤の道のりと、石牟礼道子旧宅移転に臨む勇気。生きることへのほんとうに向かう随想集。

さみしさは彼方

Takumi ブックス

さみしさは彼方

カライモブックスを生きる

著者・関係者
奥田 直美 著・奥田 順平 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/02/16
体裁
四六・並製 ・カバー ・198頁
ISBN
9784000615822
在庫状況
在庫あり

価格:2,200 円

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著者略歴

  • 奥田直美(オクダ ナオミ) 1979年生まれ,東京で幼少期を過ごしたのち,京都府亀岡市で育つ.出版社勤務のかたわら,順平と水俣に通いはじめる.退職後二人でカライモブックスを開店. 奥田順平(オクダ ジュンペイ) 1980年京都市に生まれ育つ.1998年から無職とアルバイトの反復.2006年から直美と水俣に通いはじめる. カライモブックス 新本も売っている古本屋.2009年に京都市上京区で開店.カライモとは,南九州でのサツマイモの呼び名. 作家・石牟礼道子さんの世界に惹かれて,京都から遠く不知火海に思いを馳せカライモブックスと名付ける. 2019年に同じ上京区に移転.2023年に水俣市に移転予定.

目次

  1. さみしさは彼方 奥田直美 はじめに 流されながらも泳いでいくために 奥田直美 わたしをわたしとして 引き受けようとするときに 光――「唐芋通信」創刊の言葉に代えて 順平 風をみる 順平 なつかしい荒野 直美 窓 順平 わたしの石牟礼道子 直美 みっちん 直美 声 順平 死ぬということ 直美 食べる 直美 怖いこと 直美 センチメント 直美 夜の空 順平 さんとわまみい 順平 帰るべき日常がないということと 生きることのほんとう 秋 直美 産み育てる 直美 さつまいもBOX 順平 ふり返りつつ先をゆく 直美 体育がきらい 直美 わたしたちの天草 直美 ひとりの時間 直美 となりの空き地 直美 引っ越し 直美 新しい家 直美 うつろう 直美 さあ、みっちんねるで 順平 ときには心のままに 声を出せることがあるかもしれない よあけ 順平 鈍さをとめおく 直美 透明な時間 直美 自分の声を聴く 直美 遊園地 直美 ここではないどこか 直美 この部屋 順平 植木鉢 直美 いつか、開いた窓で会いましょう 順平 今の、わたしの 直美 わるいのはわたしたちじゃない、とNさん(好き)は言う。 順平 人と人のあいだに 直美 歩くこと 直美 コブシの花の咲くころ 順平 わかりあえることはないのだから わかりあえるかもしれないという夢をみる カライモブックス・フォーエバー 順平 親密な蔓 直美 Nさん(好き)を勇気づける 順平 頼りなく外へ出る 直美 おわりに 奥田順平 おわりに 奥田直美

本文紹介

石牟礼道子への思いを胸に京都で古本屋を営んできた、試行錯誤の道のりと、水俣移転に臨む勇気。

抜粋:南九州ではサツマイモをカライモと呼ぶ。水俣、石牟礼道子への思いを胸に、京都に古本屋を開いたふたりは、それぞれがひとりであることをわかちあいながら、家族で店を営み、言葉によって自身を降り、世界への希望をつなぐ。試行錯誤の道のりと、石牟礼道子旧宅移転に臨む勇気。生きることへのほんとうに向かう随想集。