書籍詳細

書籍のレビュー・概要

HSP(敏感すぎる人)という言葉は、人々の生きづらさを巧みに表したことで共感をよび、広く使われている。だが、本来は心理的特性を表す考え方が独り歩きし、医療やカウンセリング、資格ビジネスやマルチ商法まで、問題のある理解や取り上げ方も多い。気鋭の心理学者が「HSPブーム」の実態を明らかにする。

HSPブームの功罪を問う

Takumi ブックス

HSPブームの功罪を問う

著者・関係者
飯村 周平 著
カテゴリ
ブックレット
刊行日
2023/01/11
体裁
A5・並製 ・88頁
ISBN
9784002710747
在庫状況
在庫あり

価格:748 円

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著者略歴

  • 飯村周平(イイムラ シュウヘイ) 1991年生まれ.茨城県出身.2019年,中央大学大学院博士後期課程修了.博士(心理学).日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)を経て,2022年より創価大学教育学部専任講師.専門は発達心理学.研究テーマは,思春期・青年期の環境感受性.心理学者によるHSP情報サイト「Japan Sensitivity Research」企画・運営者.主著に『HSPの心理学:科学的根拠から理解する「繊細さ」と「生きづらさ」』(金子書房,単著),『繊細すぎるHSPのための 子育てお悩み相談室』(マイナビ出版,監修).Twitter ID:Tokyo 6 Heart

目次

  1. はじめに 第1章 HSP「ブーム」の実情 1 HSPの「発見」 2 HSPはどこから来たのか? 3 HSPという言葉の扱われ方 4 HSPブームは身近なものに 第2章 HSPブームの功罪 1 HSPはなぜ広く受け入れられたのか? 2 HSPラベルと人々との相互作用 3 ポップ化されて広まったHSP 4 偏見や差別、誤解を助長する可能性 5 HSP自認がむしろ自己理解や他者理解を狭める可能性 第3章 「消費」されるHSPブーム 1 誰がHSPブームを「消費」しているのか? 2 HSPブームの「罪」とどう付き合うか? 3 HSPに関する学術的な情報源 おわりに 引用文献

本文紹介

人々の生きづらさを表し共感をよんだHSP(敏感すぎる人)という言葉。広がる誤解や濫用の実態とは。

抜粋:HSP(敏感すぎる人)という言葉は、人々の生きづらさを巧みに表したことで共感をよび、広く使われている。だが、本来は心理的特性を表す考え方が独り歩きし、医療やカウンセリング、資格ビジネスやマルチ商法まで、問題のある理解や取り上げ方も多い。気鋭の心理学者が「HSPブーム」の実態を明らかにする。