書籍詳細

書籍のレビュー・概要

哲学はいつも、おそらく誰もが一度は考えたことがあるような問いから出発する。しかしその問いはまだ種にすぎない。種が豊かな実りの時を迎えるにはどのように考え続ければよいのか。常識から出発する、思考実験する、論理的思考を育む、哲学史との関係を捉える……、その方法、巧みなやり方を探りながら、哲学とは一体何をすることなのか、また哲学者は何を目指しているのかを、明快に描く。

哲学がわかる 哲学の方法

Takumi ブックス

哲学がわかる 哲学の方法

著者・関係者
ティモシー・ウィリアムソン 著・廣瀬 覚 訳
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2023/01/17
体裁
四六・並製 ・カバー ・212頁
ISBN
9784000240659
在庫状況
在庫あり

価格:2,200 円

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著者略歴

  • ティモシー・ウィリアムソン(Timothy Williamson) 1955年生まれ.オックスフォード大学ベリオール・カレッジ卒業.同大学で博士号取得.現在,オックスフォード大学ウィカム記念論理学教授,イェール大学A・ホイットニー・グリスウォルド哲学客員教授.専門は,認識論,形而上学,言語哲学など.著書に,The Philosophy of Philosophy(WILEY Blackwell, 2022), Suppose and Tell : The Semantics and Heuristics of Conditionals(Oxford University Press, 2020)など.邦訳に『テトラローグ』(勁草書房,2022)がある. 廣瀬 覚(ヒロセ サトル) 仙台市医師会看護専門学校非常勤講師.翻訳書に,S・H・ジェンキンズ『あなたのためのクリティカル・シンキング』(共立出版,2021),G・プリースト『論理学超入門』(共訳,岩波科学ライブラリー,2019)などがある.

目次

  1. はじめに 1 序 論 2 常識から出発する 哲学にとっての常識 常識とは何だろうか 常識の問いと哲学の問い 常識に照らして哲学をチェックする エビデンスの可謬性 常識の信頼性 3 議論する 二手に分かれての議論 哲学の対審構造 論理ゲーム 対話 Box1 論理ゲームの規則 4 言葉を明確にする それはどういう意味で言うかによるね 概念とイメージ 明確化と理論化 5 思考実験をする 想像力を働かそう 思考実験と本物の実験 想像によって知る 直観の働き? バイアス 6 理論を比較する 万物の理論 思考実験で理論をテストする 対抗理論 最善の説明を導く推論 Box2 心身に関する理論の競合 7 演繹する 演繹の活用――哲学の内と外 妥当性と健全性 論理学と数学のアブダクション 中立的でない論理 論理学と哲学 8 哲学史を活用する 哲学は歴史学なのか 記念碑的著作と影響 哲学史は哲学の問題の解決に資するか 9 他分野を活用する 歴史学 社会人類学 言語学 心理学 経済学 計算機科学 生物学 物理学 数学 10 モデルを作る 科学のモデル 哲学のモデル 作業モデル・反例・エラーへの脆弱性 Box3 外延意味論と内包意味論 11 おわりに――哲学の未来 訳注 訳者あとがき 参考文献と読書案内 索引

本文紹介

世界中で愛読されている入門書シリーズから送る、より慎重に、より筋道だって、考えるためのレッスン!

抜粋:哲学はいつも、おそらく誰もが一度は考えたことがあるような問いから出発する。しかしその問いはまだ種にすぎない。種が豊かな実りの時を迎えるにはどのように考え続ければよいのか。常識から出発する、思考実験する、論理的思考を育む、哲学史との関係を捉える……、その方法、巧みなやり方を探りながら、哲学とは一体何をすることなのか、また哲学者は何を目指しているのかを、明快に描く。