書籍詳細

書籍のレビュー・概要

マルクス・アウレリウスの生涯は、「哲人皇帝」にふさわしいものであったのか。終わらない疫病と戦争というローマ帝国の実態のなかに浮かび上がるのは、心労を重ねながらも、皇帝の職務をひたむきに遂行しようとする人間の姿であった。歴史学の手法と観点から、『自省録』の時代背景を明らかにすることで、賢帝の実像に迫る。

マルクス・アウレリウス 『自省録』のローマ帝国

Takumi ブックス

マルクス・アウレリウス 『自省録』のローマ帝国

著者・関係者
南川 高志 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2022/12/20
体裁
新書・220頁
ISBN
9784004319542
在庫状況
在庫あり

価格:946 円

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著者略歴

  • 南川高志(ミナミカワ タカシ) 1955年三重県生まれ.1979年京都大学文学部卒業.84年京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学.博士(文学). 西洋古代史専攻. 京都大学名誉教授,佛教大学特任教授. 著訳書に, 『ローマ皇帝とその時代――元首政期ローマ帝国政治史の研究』(創文社,1995年),『ローマ五賢帝――「輝ける世紀」の虚像と実像』(講談社現代新書,1998年〔講談社学術文庫,2014年〕),『海のかなたのローマ帝国――古代ローマとブリテン島』(岩波書店,2003年〔増補新版,2015年〕),ピーター・サルウェイ『古代のイギリス』(翻訳,岩波書店,2005年),『新・ローマ帝国衰亡史』(岩波新書,2013年),『B.C. 220年――帝国と世界史の誕生』(編著,山川出版社,2018年),『378年――失われた古代帝国の秩序』(編著,山川出版社,2018年)ほか.

目次

  1. プロローグ――歴史の中の『自省録 第一章 自分自身に――『自省録』のマルクス・アウレリウス 第二章 皇帝政治の闇の中で――若き日のマルクス・アウレリウス 第三章 宮廷と哲学――即位前のマルクス・アウレリウス 第四章 パンデミックと戦争の時代――皇帝としてのマルクス・アウレリウス 第五章 死と隣り合わせの日常――マルクス・アウレリウスが生きたローマ社会 第六章 苦難とともに生きること――マルクス・アウレリウスの生き方 エピローグ――『自省録』のローマ帝国 あとがき 図版典拠 参考文献 本書関連年表

本文紹介

歴史学の手法と観点から、『自省録』の時代背景を明らかにすることで、哲人皇帝マルクスの実像に迫る。

抜粋:マルクス・アウレリウスの生涯は、「哲人皇帝」にふさわしいものであったのか。終わらない疫病と戦争というローマ帝国の実態のなかに浮かび上がるのは、心労を重ねながらも、皇帝の職務をひたむきに遂行しようとする人間の姿であった。歴史学の手法と観点から、『自省録』の時代背景を明らかにすることで、賢帝の実像に迫る。