書籍詳細

書籍のレビュー・概要

魚も、カエルも、私たちも、DNAを撒きちらしながら生きている!? 生きものたちが「そこにいた」痕跡、環境DNAは、生物研究の新たな扉を開きつつある。川や海の水をくめばそこにすむ魚がわかり、葉っぱに残されたはみ跡から「犯人」がわかる――。分析の黎明期を知る第一人者が、その驚くべき可能性を臨場感たっぷりに語る。 ◆正誤表 ☞ PDFファイル [141KB]

環境DNA入門

Takumi ブックス

環境DNA入門

ただよう遺伝子は何を語るか

著者・関係者
源 利文 著
カテゴリ
自然科学書
刊行日
2022/11/17
体裁
B6・並製 ・120頁
ISBN
9784000297158
在庫状況
在庫あり

価格:1,320 円

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著者略歴

  • 源 利文(みなもと としふみ) 1973年東京都国分寺市生まれ。2003年京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。博士(理学)。学生時代は魚類の視覚生理生態学を専門とし,その後,体内時計の分子メカニズムや感染症の生態学などの研究に従事。近年ではマクロ生物の環境DNA分析を主な専門としている。現在,神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。趣味はバレーボール。神戸大学女子バレーボール部の顧問,監督であると同時に,今でもプレーヤーとして活動している。

目次

  1. 1 DNAはただよう 生物の遺伝を担うDNAとRNA 生きものはDNAを「出して」いる 世界はDNAで満ちている? 2 「環境DNA」の発見 微生物をごっそり分析 PCR法による遺伝子の増幅 永久凍土からマンモスのDNA コイヘルペスの研究……のはずだった 池の水からカエルのDNA!? 1種がだめなら多種系だ 水槽実験でつまずく 満を持しての学会発表……だったのに ギリギリで一番乗り コラム●実験者の心意気 3 いるかいないか、どれだけいるか 環境DNA分析ことはじめ 特定の種がいるか、いないか 外来種ブルーギルを追え! オオサンショウウオはどうか 11年ぶりの発見 「どれだけいるか」の難しさ 舞鶴湾にマアジは何匹? コラム●葉っぱを食べた「犯人」のDNA コラム●使い回しが利く環境DNAサンプル 4 川ごと、国ごと、時空も超えて 「そこにいるもの全部」を調べる 驚異のMiFish 琵琶湖に魚は何種いる? 全国一斉採水調査 水飲み場に来たのはだれだ ネス湖でネッシーを探す? ヒルが吸った血から…… 感染症リスクはどこにある? 堆積物から過去を復元 コラム●やってみよう! 環境DNA研究 5 ただようDNA、未来へ 繁殖はいつ、どこで? 環境DNAの「新鮮さ」を測る 環境RNA──「知られざる生態」に迫れるか 空気中をただようDNA 分析技術のさらなる未来 コラム●下水から新型コロナウイルスを検出 あとがき 引用文献

本文紹介

生きものたちが「そこにいた」痕跡、環境DNA。分析の第一人者が、その驚くべき可能性を語る。

抜粋:魚も、カエルも、私たちも、DNAを撒きちらしながら生きている!? 生きものたちが「そこにいた」痕跡、環境DNAは、生物研究の新たな扉を開きつつある。川や海の水をくめばそこにすむ魚がわかり、葉っぱに残されたはみ跡から「犯人」がわかる――。分析の黎明期を知る第一人者が、その驚くべき可能性を臨場感たっぷりに語る。 ◆正誤表 ☞ PDFファイル [141KB]