書籍詳細

書籍のレビュー・概要

佐渡金山をユネスコ世界遺産に登録すべく、国・自治体をあげた取り組みが加速している。しかし、そこが古から過酷な労働の場であること、とりわけ戦時の朝鮮人が苦しんだ「負の歴史」を否定する声がその伝統賛美を後押ししている。埋もれかけた貴重な史料や戦後の証言から、鉱山に生きた人たちの苦しみを活写する。

佐渡鉱山と朝鮮人労働

Takumi ブックス

佐渡鉱山と朝鮮人労働

著者・関係者
竹内 康人 著
カテゴリ
ブックレット
刊行日
2022/10/07
体裁
A5・並製 ・88頁
ISBN
9784002710693
在庫状況
在庫あり

価格:682 円

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著者略歴

  • 竹内康人 1957年浜松市生まれ,歴史研究.著書に『戦時朝鮮人強制労働調査資料集増補改訂版連行先一覧・全国地図・死亡者名簿』(神戸学生青年センター出版部,2015年),『調査・朝鮮人強制労働①~④』(社会評論社,2013~15年),『日本陸軍のアジア空襲』(同,2016年),『明治日本の産業革命遺産・強制労働Q&A』(同,2018年),『韓国徴用工裁判とは何か』(岩波ブックレット,2020年)など. 連絡先:paco.yat@poem.ocn.ne.jp

目次

  1. はじめに 第1章 近代の佐渡鉱山と朝鮮人の動員 1 新潟県での朝鮮人連行 2 近代の佐渡鉱山 3 佐渡鉱山への朝鮮人の動員 第2章 史料からみた強制労働 1 「産業報国」「決死増産」 2 坑内への集中配置・強制貯金 3 甘言での募集と争議 4 指名手配・逮捕・処罰 5 労働災害・死亡・塵肺 6 労務係の手記・証言 第3章 煙草配給台帳の朝鮮人名簿 1 相愛寮煙草配給台帳の内容 2 慶北蔚珍郡徴用者名簿 3 朝鮮人収容地跡を歩く 第4章 証言からみた強制動員 1 朝鮮人動員被害の調査 2 動員被害の証言 第5章 強制労働否定論を問う 1 強制労働否定論 2 『佐渡鉱山史』を読む 3 戦時増産と強制労働 4 世界遺産の普遍的価値とは おわりに 参考文献

本文紹介

世界遺産に名乗りを上げた土地の「負の歴史」とは。貴重な史料や証言から、戦時労働の実態を描き出す。

抜粋:佐渡金山をユネスコ世界遺産に登録すべく、国・自治体をあげた取り組みが加速している。しかし、そこが古から過酷な労働の場であること、とりわけ戦時の朝鮮人が苦しんだ「負の歴史」を否定する声がその伝統賛美を後押ししている。埋もれかけた貴重な史料や戦後の証言から、鉱山に生きた人たちの苦しみを活写する。