書籍詳細

書籍のレビュー・概要

1871年、使節団とともに、女子留学生の一員として渡米した津田梅子は、11年間かの地で教育を受け帰国。その成果を日本の女性のために役立てたいと願うが・・・・・・。日本の女子教育のパイオニアであり、シスターフッドを体現した津田梅子の足跡を、その内面や思索にも迫りつつ、最新の研究成果・豊富な資料をもとに解説する。

津田梅子

Takumi ブックス

津田梅子

女子教育を拓く

著者・関係者
髙橋 裕子 著
カテゴリ
ジュニア新書
刊行日
2022/09/21
体裁
新書・230頁
ISBN
9784005009589
在庫状況
在庫あり

価格:968 円

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著者略歴

  • 髙橋裕子(たかはし ゆうこ) 1980年,津田塾大学学芸学部英文学科卒業.米国カンザス大学大学院歴史学研究科修士課程修了,筑波大学大学院地域研究研究科修士課程修了,カンザス大学大学院教育学研究科博士課程修了(Ph.D.).桜美林大学専任講師,同助教授を経て,1997年から津田塾大学助教授,2004年から同教授,2016年より同学長. 著書に『津田梅子の社会史』(玉川大学出版部,2002年,アメリカ学会清水博賞). 共編著に『女性学長はどうすれば増えるか――国内外の現状分析と女性学長からのメッセージ』(東信堂,2022年),『ジェンダー史叢書2 家族と教育』(明石書店,2011年),『津田梅子を支えた人びと』(有斐閣,2000年)など.

目次

  1. 序章 「この塾は女子に専門教育を与える最初の学校であります」 教科書に登場する津田梅子 女子英学塾設立――女子のための専門的な高等教育機関の誕生 生徒一〇人でのスタート 1章 アメリカへ 父・仙、母・初子 官費女子留学生派遣 岩倉使節団と女子留学生 日本政府が女子留学生に期待したこと 当時の人種観 明治天皇と皇后謁見 旅立ち 2章 「家庭生活」を学ぶ ランマン家の人びと 山川捨松と永井繁子のホストファミリー 当時のアメリカ女性の地位 近代家族の中での成長 「小さい女の子の物語」(A little girl’s stories) キリスト教 3章 帰 国 帰国の途 「移植された木のよう」 日本の女性へのまなざし アメリカ人宣教師への反感/歴史資料としての伝記と書簡 “Life is worthless without work.” ――「仕事があってこその人生だ」 捨松の結婚 梅子の選択 教職のキャリア 鹿鳴館 華族女学校 明治天皇の「御親喩」 アリス・ベーコンが日本に 再度のアメリカ留学を望む 4章 再びアメリカへ ブリンマー大学へ 生物学を専攻 ロールモデルとしてのトマス学部長 アリス・ベーコンとの共同作業 ――『日本の少女と女性たち』 オスウィーゴ師範学校 後に続く女性たちのために――「日本女性米国奨学金」の創設 ビジョナリーとしての梅子 5章 希望に向かって 帰国してから 日本の女性について、英語で発信 三度目の海外研修 万国婦人クラブ連合大会に参加 アメリカ、デンバーでの講演 ヘレン・ケラーとサリバン先生に会う イギリスへの招待 ロンドンとケンブリッジにて ヨーク大主教からの祝福 チェルトナム、パリを経てオックスフォード大学の聴講生に ナイチンゲールとの出会い アメリカ経由で帰国の途へ 6章 夢の前進――学校設立へ 夢の前進 ――支援者が集う アメリカからの支援 華族女学校辞任の背景 良妻賢母教育を超えて 開校式式辞から読み取れること 専門教育を女性にも ――経済的自立と英語教員の養成 アナ・ハーツホンの来日 専門学校に 教師としての津田梅子 晩年 後継者 終章 「不思議な運命」を生きて――梅子が切り拓いたこと 境界を超えて レコードに残された梅子のメッセージ 梅子の生き方から あとがき 津田梅子年譜 引用および参考文献

本文紹介

日本の女子教育の道を拓いた津田梅子の足跡を、最新の研究成果・豊富な資料をもとに解説する。

抜粋:1871年、使節団とともに、女子留学生の一員として渡米した津田梅子は、11年間かの地で教育を受け帰国。その成果を日本の女性のために役立てたいと願うが・・・・・・。日本の女子教育のパイオニアであり、シスターフッドを体現した津田梅子の足跡を、その内面や思索にも迫りつつ、最新の研究成果・豊富な資料をもとに解説する。