書籍詳細

書籍のレビュー・概要

およそ二五〇〇年前、古代ギリシアに生まれた民主政。順ぐりに支配し、支配されるという人類史にかつてない政体は、いかにして考え出され、実施されたのか。公共性を、一人ひとりが平等にあずかり、分かちあうことを基本にして古代の民主政を積み重ねた人びとの歴史的経験は、いまを生きる私たちの世界とつながっている。

古代ギリシアの民主政

Takumi ブックス

古代ギリシアの民主政

著者・関係者
橋場 弦 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2022/09/21
体裁
新書・268頁
ISBN
9784004319436
在庫状況
在庫あり

価格:1,100 円

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著者略歴

  • 橋場 弦 1961年 札幌生まれ.1990年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了.博士(文学).古代ギリシア史専攻. 東京大学大学院人文社会系研究科教授. 著訳書に,『アテナイ公職者弾劾制度の研究』(東京大学出版会,1993年),『西洋古代史研究入門』(共著,東京大学出版会,1997年),ポール・カートリッジ『古代ギリシア人――自己と他者の肖像』(翻訳,白水社,2001年),『賄賂とアテナイ民主政――美徳から犯罪へ』(山川出版社,2008年),アリストテレス『アテナイ人の国制・著作断片集1』(アリストテレス全集19,共訳,岩波書店,2014年),『民主主義の源流――古代アテネの実験』(講談社学術文庫,2016年)ほか.

目次

  1. はじめに 第1章 民主政の誕生 1 ポリスに善き秩序を 2 アテナイ革命 3 「フクロウの帝国」と民主政の成長 第2章 市民参加のメカニズム 1 市民の社会と民会 2 評議会と役人たち――公職者の責任 3 裁判のアマチュアリズム 4 陶片追放――文字と民主政 第3章 試練と再生 1 ペロポネソス戦争と迷走する政界 2 極限状況のアテナイ 3 敗戦・虐政・和解 4 生まれかわる民主政 第4章 民主政を生きる 1 村の民主政――地域社会の世界 2 民主政の文法――権力分散と情報公開 第5章 成熟の時代 1 民主政の最盛期――前四世紀の展開 2 ギリシア世界への広がり 3 民主政の文化と思想 第6章 去りゆく民主政 1 マケドニアの影 2 溶暗するデモクラティア おわりに――古代から現代へ あとがき 図版出典一覧 関連年表 主要参考文献

本文紹介

人類史にかつてない政体はいかにして生まれたのか。古代民主政の歴史的経験が、私たちの現代とつながる。

抜粋:およそ二五〇〇年前、古代ギリシアに生まれた民主政。順ぐりに支配し、支配されるという人類史にかつてない政体は、いかにして考え出され、実施されたのか。公共性を、一人ひとりが平等にあずかり、分かちあうことを基本にして古代の民主政を積み重ねた人びとの歴史的経験は、いまを生きる私たちの世界とつながっている。