書籍詳細

書籍のレビュー・概要

殺人犯が少年だとわかるたびに、報道と世間は実名・匿名、社会・個人の責任、加害・被害の間で揺れ、「少年」像は戦後から現在まで大きくシフトした。白昼テロ犯・山口二矢から、永山則夫、サカキバラへ、そして「少年」が消えた現在までをたどり、成人年齢引き下げの中、大人と少年の境の揺らぎが示す社会のひずみを見つめる。

記者がひもとく「少年」事件史

Takumi ブックス

記者がひもとく「少年」事件史

少年がナイフを握るたび大人たちは理由を探す

著者・関係者
川名 壮志 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2022/09/21
体裁
新書・238頁
ISBN
9784004319412
在庫状況
在庫あり

価格:946 円

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著者略歴

  • 川名壮志 1975年生まれ.2001年早稲田大学法学部卒業 現在―毎日新聞記者 著書―『謝るなら、いつでもおいで』(集英社,のち新潮文庫),『僕とぼく』(新潮社,のち新潮文庫),『密着 最高裁のしごと』(岩波新書)

目次

  1. プロローグ 凡 例 第1章 戦後復興期 揺籃期の少年事件 ――少年事件は、実名で報道されていた! 第2章 経済成長期 家庭と教育の少年事件 ――少年事件とは、子供の事件 第3章 バブル時代 逸脱の少年事件 ――メディアの「型」から外れる少年たち 第4章 バブル前後 曲がり角の少年事件 ――子供だましをしていた捜査機関や司法 第5章 平成初期 少年と死刑 ――18、19歳をめぐる死刑存廃論 第6章 少年事件史の転成 ――加害者の視点から被害者の視点へ 第7章 21世紀の精神鑑定 発達障害の時代 ――「環境」責任から「個人」責任へ 第8章 少年事件の退潮 ――市民が少年を裁く時代に 補 記 最終章 少年事件を疑う ――少年がナイフを握るたび大人たちは理由を探す 参考文献

本文紹介

少年事件のたびに報道と世間は大人と少年の境で揺らぎ、「少年」像は変遷した。「社会の鏡」を記者が追う。

抜粋:殺人犯が少年だとわかるたびに、報道と世間は実名・匿名、社会・個人の責任、加害・被害の間で揺れ、「少年」像は戦後から現在まで大きくシフトした。白昼テロ犯・山口二矢から、永山則夫、サカキバラへ、そして「少年」が消えた現在までをたどり、成人年齢引き下げの中、大人と少年の境の揺らぎが示す社会のひずみを見つめる。