書籍詳細

書籍のレビュー・概要

日本で世界で「学問の自由」が揺れている。旧来の「アカデミア」対「外部(政治)」の関係にとどまらず、拡大した経済・産業界からの影響を受け緊張関係の顕われが多様化する一方で、国際機関や非政府組織により、権利保障の規範づくりや情報共有が進んでいることはあまり知られていない。現在必要な知識を凝縮した1冊。

危機の中の学問の自由

Takumi ブックス

危機の中の学問の自由

世界の動向と日本の課題

著者・関係者
羽田 貴史 著・広渡 清吾 著・水島 朝穂 著・宮田 由紀夫 著・栗島 智明 著
カテゴリ
ブックレット
刊行日
2022/09/06
体裁
A5・並製 ・88頁
ISBN
9784002710686
在庫状況
在庫あり

価格:682 円

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著者略歴

  • 羽田貴史(はじめに,終章,コラム) 1952年生まれ.広島大学・東北大学名誉教授.大学史,教育社会学,高等教育論.著書に『戦後大学改革』(玉川大学出版部),『高等教育研究論集 1 大学の組織とガバナンス』『高等教育研究論集 4 科学技術社会と大学の倫理』(東信堂)など. 広渡清吾(第1章) 1945年生まれ.東京大学名誉教授.元日本学術会議会長.ドイツ・比較法社会論.『ドイツ法研究――歴史・現状・比較』(日本評論社),『学者にできることは何か――日本学術会議のとりくみを通して』(岩波書店)など.近著に『移動と帰属の法理論――変容するアイデンティティ』(共編,岩波書店). 水島朝穂(第2章) 1953年生まれ.早稲田大学法学学術院教授.憲法・法政策論.『平和の憲法政策論』(日本評論社),『ライブ講義 徹底分析! 集団的自衛権』(岩波書店),『18歳からはじめる憲法(第2版)』(法律文化社)など. 宮田由紀夫(第3章,コラム,略年表) 1960年生まれ.関西学院大学国際学部教授.アメリカ経済論,産業組織論.『アメリカの産学連携と学問的誠実性』(玉川大学出版部),『アメリカにおける国家安全保障と大学』(関西学院大学出版会)など. 栗島智明(第4章) 1989年生まれ.埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授.憲法学.「ドイツにおける近年の大学改革と学問の自由――『学問マネジメント』の憲法適合性をめぐって」『法学政治学論究』103号,「ドイツにおける『大学』と『国家』の関係――学問の自由を実現するためのパートナー?」『法学セミナー』797号など.

目次

  1. はじめに 1 社会に対する責任としての学問の自由……広渡清吾 2 戦前日本の国家統制と学問――文部省思想局の憲法学説調査……水島朝穂 3 アメリカにおける産学連携と学問の自由の緊張関係……宮田由紀夫 4 学問の自由の国際的保障……栗島智明 終章 学問の自由の議論を新たな段階へ……羽田貴史 コラム① テニュア(終身在職権)と学問の自由――アメリカ コラム② 任期付き教員と学問の自由――日本 コラム③ 学生に学問の自由はあるのか? コラム④ 学問の自由とファカルティ・ディベロップメント コラム⑤ 大学入試と学問の自由、大学の自治 アメリカにおける産学連携と学問の自由に関する略年表

本文紹介

政治・経済の影響が大きくなり、介入や規制が多発する一方で、国際的な権利保障が進む現状を1冊に凝縮。

抜粋:日本で世界で「学問の自由」が揺れている。旧来の「アカデミア」対「外部(政治)」の関係にとどまらず、拡大した経済・産業界からの影響を受け緊張関係の顕われが多様化する一方で、国際機関や非政府組織により、権利保障の規範づくりや情報共有が進んでいることはあまり知られていない。現在必要な知識を凝縮した1冊。