書籍詳細

書籍のレビュー・概要

ひとつのデモクラシーがはかなくも崩れ去っていった。――2021年におきた軍事クーデター以降、厳しい弾圧が今も続くミャンマー。軍の目的は? アウンサンスーチーはなぜクーデターを防げなかった? 国際社会はなぜ事態を収束させられない? 暴力と分断が連鎖する現代史の困難が集約されたその歩みを構造的に読み解く。

ミャンマー現代史

Takumi ブックス

ミャンマー現代史

著者・関係者
中西 嘉宏 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2022/08/19
体裁
新書・312頁
ISBN
9784004319399
在庫状況
在庫あり

価格:946 円

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著者略歴

  • 中西嘉宏(なかにし よしひろ) 1977年生まれ.東北大学法学部卒業.京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科にて博士(地域研究)取得.日本貿易振興機構・アジア経済研究所研究員,京都大学東南アジア研究所准教授などを経て, 現在――京都大学東南アジア地域研究研究所准教授 専攻――ミャンマー政治,東南アジア地域研究,比較政治学 著書――『軍政ビルマの権力構造――ネー・ウィン体制下の国家と軍隊 1962-1988』(京都大学学術出版会,2009年,大平正芳記念賞),『ロヒンギャ危機――「民族浄化」の真相』(中公新書,2021年,樫山純三賞,アジア・太平洋賞特別賞,サントリー学芸賞)など

目次

  1. はじめに 序章 ミャンマーをどう考えるか 1 クーデターの衝撃 2 歴史的背景 第1章 民主化運動の挑戦(一九八八―二〇一一) 1 一九八八年 2 クーデターから選挙へ 3 弾圧のなかの抵抗 第2章 軍事政権の強権と停滞(一九八八―二〇一一) 1 軍の支配原理 2 軍事政権の展開 3 軍事政権下の経済 第3章 独裁の終わり、予期せぬ改革(二〇一一―一六) 1 軍が変えた政治 2 制度が変わり、行動も変わる 3 自由化と政治和解 4 紛争への新しいアプローチ 5 経済開発 第4章 だましだましの民主主義(二〇一六―二一) 1 政権交代の現実 2 ボスとカリスマの攻防 3 困難になる共存 第5章 クーデターから混迷へ(二〇二一―) 1 クーデター勃発 2 政争から危機へ 3 ポスト・スーチー時代の到来 第6章 ミャンマー危機の国際政治(一九八八―二〇二一) 1 ミャンマー軍と外交 2 民政移管後の外交「正常化」 3 手をこまねく国際社会 4 日本とミャンマー 終 章 忘れられた紛争国になるのか 1 この国の行方 2 この国の困難 3 日本はどうすべきか あとがき 主要参考文献 ミャンマー現代史関連略年表

本文紹介

デモクラシーがはかなくも崩れ去っていったミャンマー。暴力と分断が連鎖する歩みを構造的に読み解く。

抜粋:ひとつのデモクラシーがはかなくも崩れ去っていった。――2021年におきた軍事クーデター以降、厳しい弾圧が今も続くミャンマー。軍の目的は? アウンサンスーチーはなぜクーデターを防げなかった? 国際社会はなぜ事態を収束させられない? 暴力と分断が連鎖する現代史の困難が集約されたその歩みを構造的に読み解く。