書籍詳細

書籍のレビュー・概要

ポピュリズムやナショナリズムの台頭、社会的分断の深化、Qアノンはじめ陰謀論の隆盛、専制主義国家による挑戦などを前に、理念の共和国・米国のアイデンティティが揺らいでいる。今日の米国内の分断状況を観察し続けてきた著者が、その実態を精緻に腑分けし、米国の民主主義、そしてリベラル国際秩序の行方を展望する。

アメリカとは何か 自画像と世界観をめぐる相剋

Takumi ブックス

アメリカとは何か 自画像と世界観をめぐる相剋

著者・関係者
渡辺 靖 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2022/08/19
体裁
新書・232頁
ISBN
9784004319382
在庫状況
在庫あり

価格:946 円

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著者略歴

  • 渡辺 靖 1967年 生まれ.慶應義塾大学SFC教授.97年ハーバード大学Ph.D.(社会人類学).ハーバード大学国際問題研究所などを経て,2005年より現職.ケンブリッジ大学フェロー,パリ政治学院客員教授などを歴任.専門は現代米国論,パブリック・ディプロマシー論.日本学術振興会賞,日本学士院学術奨励賞受賞. 著書(単著)-『アフター・アメリカ』(慶應義塾大学出版会.サントリー学芸賞,アメリカ学会清水博賞,義塾賞) 『アメリカン・デモクラシーの逆説』『〈文化〉を捉え直す』(以上,岩波新書) 『文化と外交』『リバタリアニズム』『白人ナショナリズム』(以上,中公新書) ほか多数.

目次

  1. はしがき――「ノースカロライナ州カリタックのPM」の不満 第1章 自画像をめぐる攻防 1 米国という実験 2 米国流「リベラル」の誕生 3 米国流「保守」の逆襲 4 オバマとトランプをつなぐもの 5 ペイリオコンと右派ポピュリズム 6 民主社会主義と左派ポピュリズム 7 異彩を放つリバタリアン 8 トライバリズムの時代 第2章 ラディカル・アメリカ 1 コロナ禍の政治学 2 先鋭化する陰謀論 3 BLM運動をめぐる攻防 4 キャンセル文化とウォーク文化 5 過激化する対立 6 人種をめぐる駆け引き 第3章 米国モデル再考 1 米国例外主義 2 古典的帝国としての米国 3 ダブルスタンダードと反米主義 4 リベラル国際秩序 5 権威主義国家による挑戦 6 リベラル疲れ 第4章 分裂する世界認識 1 パラレルワールド 2 権威主義が見る世界 3 民主社会主義が見る世界 4 リバタリアンが見る世界 5 リトレンチメント論争 6 漂流する共和党 7 中国問題 8 アフガン撤退の意味 第5章 分断社会の行く末 1 強まる遠心力 2 楽観的シナリオ 3 反動と障壁 4 悲観的シナリオ 5 アフター・ナショナリズム 6 新たなリスク 7 デジタル・レーニン主義 8 問われるメタ・ソフトパワー あとがき 索 引

本文紹介

トランプ後、一段と広がりと深さを増す米国の分断状況。「理念の共和国」の民主主義はどこへ向かうのか?

抜粋:ポピュリズムやナショナリズムの台頭、社会的分断の深化、Qアノンはじめ陰謀論の隆盛、専制主義国家による挑戦などを前に、理念の共和国・米国のアイデンティティが揺らいでいる。今日の米国内の分断状況を観察し続けてきた著者が、その実態を精緻に腑分けし、米国の民主主義、そしてリベラル国際秩序の行方を展望する。