書籍詳細

書籍のレビュー・概要

古代以来、哲学的考察の中心主題であった宇宙論は、20世紀に至り、アインシュタインの一般相対論によって物理学の一分野として確立した。宇宙定数の導入、宇宙膨張の発見、ビッグバンモデルの提唱、宇宙マイクロ波背景輻射の観測など、現代宇宙論の基礎をなす発見と理論が初めて発表された古典的論文を翻訳収録する。

20世紀科学論文集 現代宇宙論の誕生

Takumi ブックス

20世紀科学論文集 現代宇宙論の誕生

著者・関係者
須藤 靖 編
カテゴリ
新書
刊行日
2022/08/10
体裁
文庫・268頁
ISBN
9784003395110
在庫状況
在庫あり

価格:858 円

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著者略歴

  • 編者・訳者・解説者紹介 須藤 靖(すとうやすし) 東京大学大学院理学系研究科教授.主な研究分野は,宇宙論,太陽系外惑星.(総説,第Ⅳ章) 内山龍雄(うちやまりょうゆう:1916 1990) 大阪大学名誉教授.(第Ⅰ章,第Ⅱ章) 松原隆彦(まつばらたかひこ) 高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所教授.主な研究分野は,宇宙論,宇宙の構造形成理論.(第Ⅰ章論文解説) 横山順一(よこやまじゅんいち) 東京大学大学院理学系研究科教授.主な研究分野は,宇宙論,重力波.(第Ⅱ章論文解説) 樽家篤史(たるやあつし) 京都大学基礎物理学研究所准教授.主な研究分野は,観測的宇宙論.(第Ⅲ章) 仏坂健太(ほとけざかけんた) 東京大学大学院理学系研究科准教授.主な研究分野は,相対論的宇宙物理学,重力波天文学.(第Ⅴ章) 高田昌広(たかだまさひろ) 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構教授.主な研究分野は,観測的宇宙論.(第Ⅵ章)

目次

  1. 総説 宇宙論の古典論文を読む(須藤靖 第Ⅰ章 重力場の方程式 論文解説(松原隆彦) ハミルトンの原理と一般相対性理論 アルベルト・アインシュタイン(内山龍雄訳) 第Ⅱ章 宇宙定数の導入 論文解説(横山順一) 一般相対性理論についての宇宙論的考察 アルベルト・アインシュタイン(内山龍雄訳) 第Ⅲ章 膨張宇宙解の発見 論文解説(樽家篤史) 空間の曲率について アレクサンドル・フリードマン(樽家篤史訳) 第Ⅳ章 宇宙膨張の観測的発見 論文解説(須藤靖) 銀河系外星雲の動径速度を説明する定質量の膨張一様宇宙 ジョルジュ・ルメートル(須藤靖訳) 銀河系外星雲の距離と動径速度の間の関係 エドウィン・ハッブル(須藤靖訳) 第Ⅴ章 ビッグバンモデルの提唱 論文解説(仏坂健太) 膨張宇宙と元素の起源 ジョージ・ガモフ(仏坂健太訳) 元素の起源 ラルフ・アルファー,ハンス・ベーテ,ジョージ・ガモフ(仏坂健太訳) 膨張宇宙における元素合成期の陽子・中性子の濃度比 林忠四郎(仏坂健太訳) 第Ⅵ章 宇宙マイクロ波背景輻射の発見 論文解説(高田昌広) 4080 Mc/s におけるアンテナ超過温度の測定 アーノ・ペンジアス,ロバート・ウィルソン(高田昌広訳) 宇宙黒体輻射 ロバート・ディッケ,ジェームズ・ピーブルス,ピーター・ロール,デイビッド・ウィルキンソン(高田昌広訳) 編者・訳者・解説者紹介

本文紹介

ビッグバンモデルの提唱など、現代宇宙論の基礎をなす発見と理論が初めて発表された古典的論文を収録。

抜粋:古代以来、哲学的考察の中心主題であった宇宙論は、20世紀に至り、アインシュタインの一般相対論によって物理学の一分野として確立した。宇宙定数の導入、宇宙膨張の発見、ビッグバンモデルの提唱、宇宙マイクロ波背景輻射の観測など、現代宇宙論の基礎をなす発見と理論が初めて発表された古典的論文を翻訳収録する。