書籍詳細

書籍のレビュー・概要

動物の皮を薄い紙にしていく工程から、中世の写字生が駆使したテクニックの数々、西欧以外の文化圏での活用法まで、羊皮紙にまつわる基礎知識を一冊に。羊皮紙の表も裏も毛穴までも知り尽くした第一人者が贈る入門書。〔カラー64頁〕

羊皮紙の世界

Takumi ブックス

羊皮紙の世界

薄皮が秘める分厚い歴史と物語

著者・関係者
八木 健治 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2022/08/30
体裁
A5・並製 ・126頁
ISBN
9784000254755
在庫状況
在庫あり

価格:3,190 円

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著者略歴

  • 八木健治 自宅の風呂場でひつじの毛を剥ぎ羊皮紙を作ることから出発し,現在は羊皮紙の販売,羊皮紙写本等の展示,および羊皮紙や写本に関す執筆・講演等を中心に活動.『羊皮紙のすべて』(青土社,2021 年),『図書館情報資源概論』(分担執筆,ミネルヴァ書房,2018 年),『モノとヒトの新史料学――古代地中海世界と前近代メディア』(分担執筆,勉誠出版,2016年)をはじめ,羊皮紙や書写材に関する文章を多数執筆.西洋中世学会会員.羊皮紙専門サイト「羊皮紙工房」(https://www.youhishi.com)主宰.

目次

  1. はじめに プロローグ 羊皮紙発祥の地――ペルガモン 第一章 羊皮紙作りの世界 1 牧場生まれの紙――羊皮紙 2 原料――羊皮紙って「ひつじ」なの? 3 羊皮紙ができるまで――前半工程 4 木枠に張って、削って乾かす――後半工程 5 やっと完成――サイズと値段は? 6 ペラペラ? ゴワゴワ?――羊皮紙の厚さ 7 羊皮紙特有の大問題――穴空きとその対策 8 羽ペンだけなの?――使える筆記具と画材 コラム 作ってみよう! おうちでヴェラム(牛皮紙) 第二章 羊皮紙写本の世界 1 手書きの芸術――「写本」って何? 2 皮への「焼き印」――虫こぶインク 3 どうやって直すの?――羊皮紙への書き間違い 4 意外に大切――羊皮紙の余白 5 そんなにデコって割れないの?――土台にこだわる金箔貼り 6 装飾が秘めるメッセージ――さらに隠れた美の秘訣 7 書物の甲冑――ゴツい装丁の役割 8 実は相性悪かった――活版印刷と羊皮紙の関係 コラム 羽ペンを作ってみよう 第三章 非西欧圏の羊皮紙文化 1 文字が躍るスケートリンク――磨き抜かれたビザンツの羊皮紙 2 知られざる宝――アルメニアの羊皮紙聖書 3 細かすぎる!――羊皮紙に関するユダヤの掟 4 くたばれサタン――ユダヤ神秘主義「カバラ」 5 シバの女王が伝えるもの――エチオピアの聖書と護符 6 砂漠の宝――コーランに宿る真理 コラム 集めてみました 世界の羊皮紙 第四章 羊皮紙文書の世界 1 羊皮紙文書――基本要素概説 2 「毛側」と「肉側」――羊皮紙文書の表と裏 3 ひつじを使って改ざん防止――削った後の毛羽立ちと滲み 4 ムダなく使おう――いろいろな形 5 ぴったり合ったら本物同士――インデンチャーとカイログラフ 6 文書の中の紅一点――印章 7 皇帝チョイスの一級品――羊皮紙の品質 8 そろそろやめない?――羊皮紙のやめどき 9 羊皮紙の歴史は再生の歴史――羊皮紙文書の再利用 コラム 印章を付けてみよう エピローグ これから開く「羊皮紙の世界」 参考・引用文献

本文紹介

羊皮紙にまつわる基礎知識を一冊に。羊皮紙の表も裏も毛穴までも知り尽くした第一人者が贈る入門書。

抜粋:動物の皮を薄い紙にしていく工程から、中世の写字生が駆使したテクニックの数々、西欧以外の文化圏での活用法まで、羊皮紙にまつわる基礎知識を一冊に。羊皮紙の表も裏も毛穴までも知り尽くした第一人者が贈る入門書。〔カラー64頁〕