書籍詳細

書籍のレビュー・概要

現代幾何学の理解に欠かせない K 理論の創始者が著した定評ある教科書。ベクトル束の導入から始めて、 K 群を定義し、周期性定理、ホップ不変量の問題まで解説。線形代数と集合・位相の知識だけで読み始められ、初学者に最適な入門書である。冪作用素と、実K理論に関する論文2編を収録。背景や発展的話題の解説を付す。 ◆監訳者からのメッセージ K 理論とは,線形代数の一歩先から現代幾何の最先端へと続く道であって,ベクトル束の安定同値類から構成される一般コホモロジー論である.ベクトル束の安定同値類とは超巨大行列の線形代数であって,線形化と安定化は現代幾何の基本戦略であるから,K理論は現代幾何に遍在する. (中略) K 理論の最高の入門書が本書である.線形代数と位相空間を勉強して,さあ次は何にしようかと胸を高鳴らせている人たちに是非読んでほしい. 「監訳者解説」 より ◆監訳者解説 ☞ PDFファイル [586KB]

K理論

Takumi ブックス

K理論

著者・関係者
M.F.アティヤ 著・松尾 信一郎 監訳・川辺 治之 訳
カテゴリ
自然科学書
刊行日
2022/07/14
体裁
A5・上製 ・カバー ・214頁
ISBN
9784000053310
在庫状況
在庫あり

価格:3,960 円

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著者略歴

  • M. F. アティヤ(Michael Francis Atiyah) 1929年ロンドンに生まれる.1955年にケンブリッジ大学のホッジの下で学位取得.1966年フィールズ賞を受賞.2004年アーベル賞をI. M. シンガーと共同受賞.2019年エジンバラにて没. 松尾信一郎(まつお しんいちろう) 2010年東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了. 博士(数理科学).名古屋大学大学院多元数理科学研究科准教授.専門は幾何解析.興味は無限と空間と複雑. 川辺治之(かわべ はるゆき) 1985年東京大学理学部数学科卒.現在,BIPROGY株式会社総合技術研究所主席研究員.訳書に『みんなの圏論――演習中心アプローチ』(共立出版)ほか.

目次

  1. はじめに 第1章 ベクトル束 1.1 基本的定義 1.2 ベクトル束上の演算 1.3 部分束と商束 1.4 コンパクト空間上のベクトル束 1.5 付加構造 1.6 G空間上のGベクトル束 第2章 K理論 2.1 定義 2.2 周期性定理 2.3 KG(X) 2.4 K群の一般コホモロジー論的性質 2.5 KG(X) の計算 2.6 KG(X,Y) における乗法 2.7 トム同型写像 第3章 作用素 3.1 外積冪作用素 3.2 アダムス作用素 3.3 群J(X) 付録A フレドホルム作用素の空間 付録B K理論における冪作用素 付録C K理論と実構造 監訳者解説 索引

本文紹介

創始者が著した定評ある教科書。ベクトル束の導入から、周期性定理、ホップ不変量の問題まで解説。

抜粋:現代幾何学の理解に欠かせない K 理論の創始者が著した定評ある教科書。ベクトル束の導入から始めて、 K 群を定義し、周期性定理、ホップ不変量の問題まで解説。線形代数と集合・位相の知識だけで読み始められ、初学者に最適な入門書である。冪作用素と、実K理論に関する論文2編を収録。背景や発展的話題の解説を付す。 ◆監訳者からのメッセージ K 理論とは,線形代数の一歩先から現代幾何の最先端へと続く道であって,ベクトル束の安定同値類から構成される一…