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書籍のレビュー・概要

内戦が代理戦争の様相を帯びるとき、泥沼の悲劇が引き起こされる。ウクライナのドンバス紛争から二〇二二年の戦争に至る過程には、シリア内戦と同様に諸外国が介入してきた。ウクライナは「第二のシリア」になってしまうのか。ロシアのシリア内戦への関与を洗い出し、両国の関係から、ウクライナ侵攻の実相に迫る。

ロシアとシリア ウクライナ侵攻の論理

Takumi ブックス

ロシアとシリア ウクライナ侵攻の論理

著者・関係者
青山 弘之 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2022/07/28
体裁
四六・並製 ・カバー ・212頁
ISBN
9784000026086
在庫状況
在庫あり

価格:2,200 円

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著者略歴

  • 青山弘之(あおやま ひろゆき) 1968年東京生まれ.東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授.東京外国語大学外国語学部アラビア語学科卒.一橋大学大学院社会学研究科で博士号取得.1995-97年,1999-2001年シリアのダマスカス・フランス・アラブ研究所(IFPO,旧IFEAD)に所属.JETRO アジア経済研究所研究員(1997-2008年)を経て現職.専門は現代東アラブ地域の政治,思想,歴史.著書に『シリア情勢――終わらない人道危機』(岩波新書,2017年),『膠着するシリア――トランプ政権は何をもたらしたか』(東京外国語大学出版会,2021年)などがある.ウェブサイト「シリア・アラブの春顚末記」(http://syriaarabspring.info/)を運営.

目次

  1. はじめに 凡例 第1章 干渉国から「侵略未遂国」へ 1 近代との遭遇――「東方問題」と宗派主義 2 ロシアの離脱 3 シリアとは? 4 フランスの委任統治 5 ヨーロッパから移植された混乱の火種 第2章 友好国、同盟国から主権の「守護者」へ 1 友好国、同盟国となったロシア 2 勧善懲悪と予定調和で理解された「アラブの春」 3 シリア内戦 4 グレード・ダウンされる介入の根拠 5 主権に基づくロシア、イランの介入 第3章 知が裏打ちする怒り、怒りを支える無知 1 主戦場となったウクライナ 2 集団ヒステリーに苛まれる欧米諸国 3 知がもたらす感情移入と差別 4 デフォルメされる現実 5 黙殺される違法行為 第4章 弱者による代理戦争 1 三者三様の反応 2 行き過ぎた人道主義 3 「国際義勇軍」派遣の動き 4 ロシアの傭兵 5 シリア政府支配地の機運に乗じるロシア おわりに あとがき 略年表 参考文献一覧 索引

本文紹介

ウクライナは「第二のシリア」なのか? 欧米など大国の思惑は? ロシアとシリアの関係から読み解く侵攻の論理。

抜粋:内戦が代理戦争の様相を帯びるとき、泥沼の悲劇が引き起こされる。ウクライナのドンバス紛争から二〇二二年の戦争に至る過程には、シリア内戦と同様に諸外国が介入してきた。ウクライナは「第二のシリア」になってしまうのか。ロシアのシリア内戦への関与を洗い出し、両国の関係から、ウクライナ侵攻の実相に迫る。