書籍詳細

書籍のレビュー・概要

「歴史総合」の授業では、教室での「私たち」が、教科書をはじめとする、「私たち」を主語にした「歴史叙述」を解釈し、歴史の知識と歴史的思考力をむすびつけ、〈いま〉と過去とを往還する「歴史実践」の対話を行うことが求められる。本巻は、シリーズ第1巻の総論的な『世界史の考え方』に続き、歴史を学ぶ営みに迫る。

歴史像を伝える

Takumi ブックス

歴史像を伝える

「歴史叙述」と「歴史実践」

著者・関係者
成田 龍一 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2022/06/17
体裁
新書・380頁
ISBN
9784004319184
在庫状況
在庫あり

価格:1,276 円

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著者略歴

  • 成田龍一(なりた りゅういち) 1951年生まれ.日本女子大学名誉教授. 専攻―近現代日本史. 著書―『近現代日本史との対話』全2巻(集英社新書),『近現代日本史と歴史学』(中公新書),『シリーズ日本近現代史④ 大正デモクラシー』(岩波新書),『歴史論集』全3巻(岩波現代文庫)ほか. 編著―『シリーズ歴史総合を学ぶ① 世界史の考え方』(岩波新書),『〈世界史〉をいかに語るか――グローバル時代の歴史像』(岩波書店)ほか.

目次

  1. はじめに――三つの「手」 「歴史像」の伝達/「私たち」と「私」 ■Ⅰ 「歴史叙述」と「歴史実践」 序章 歴史像を伝える 1 歴史の学び方 2 ジェンダー史から/で学ぶ 3 ジェンダー史の「歴史実践」 第一章 明治維新の「歴史像」 1 明治維新の「歴史叙述」 2 明治維新の「歴史実践」 ■Ⅱ 「歴史総合」の歴史像を伝える 第二章 「近代化」の歴史像 福沢諭吉の三つの顔/男性啓蒙家たちの女性論/「女工たち」への視線/国民国家と帝国主義/森鷗外の戦争経験 第三章 「大衆化」の歴史像 新しい青年と、「民衆」=「大衆」の登場/イプセン『人形の家』をめぐって/「身の上相談」のジェンダー/「大衆社会」とメディア/『キング』とラジオ/小津安二郎とハリウッド/男性普選の実現と婦選の主張/市川房枝の「デモクラシー」と「総力戦」 第四章 「グローバル化」の歴史像 R「グローバル化」とは/「高度経済成長」のなかの女性/マクドナルド化する社会/村上春樹、および『ねじまき鳥クロニクル』 むすびにかえて――「戦後歴史教育」の軌跡のなかで あとがき 「歴史総合」に役立つブックリスト

本文紹介

明治維新、近代化、大衆化、グローバル化の「歴史叙述」を解釈し、教室での「歴史実践」の学びに迫る。

抜粋:「歴史総合」の授業では、教室での「私たち」が、教科書をはじめとする、「私たち」を主語にした「歴史叙述」を解釈し、歴史の知識と歴史的思考力をむすびつけ、〈いま〉と過去とを往還する「歴史実践」の対話を行うことが求められる。本巻は、シリーズ第1巻の総論的な『世界史の考え方』に続き、歴史を学ぶ営みに迫る。