書籍詳細

書籍のレビュー・概要

「国際友好の義務を果たす」という政府の方針でアフガニスタンへ送り出されたソ連の若者たち。やがて彼らは一人、また一人と、亜鉛の棺に納められ、人知れず家族のもとへ帰ってきた……。作家がみずからの目と耳で体験し書き留めた同時代の戦争の記録。作品発表後に巻き起こった裁判の顚末など大幅に増補した、最新の版に基づく新訳。

亜鉛の少年たち

Takumi ブックス

亜鉛の少年たち

アフガン帰還兵の証言 増補版

著者・関係者
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ 著・奈倉 有里 訳
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2022/06/28
体裁
四六・上製 ・カバー ・446頁
ISBN
9784000613033
在庫状況
在庫あり

価格:3,520 円

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著者略歴

  • スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(Светлана Алексиевич) 1948年ウクライナ生まれ.国立ベラルーシ大学卒業後,ジャーナリストの道を歩む.綿密な聞き書きを通じて一般市民の感情や記憶をすくい上げる,多声的な作品を発表. 戦争の英雄神話をうち壊し,国家の圧制に抗いながら執筆活動を続けている.邦訳作品に『戦争は女の顔をしていない』『ボタン穴から見た戦争――白ロシアの子供たちの証言』(岩波現代文庫),『完全版チェルノブイリの祈り――未来の物語』『セカンドハンドの時代――「赤い国」を生きた人びと』(岩波書店)など.2015年ノーベル文学賞受賞. 奈倉有里(なぐら ゆり) 1982年東京生まれ.ロシア国立ゴーリキー文学大学卒業. 東京大学大学院博士課程満期退学.博士(文学).著書に『夕暮れに夜明けの歌を――文学を探しにロシアに行く』(イースト・プレス),『アレクサンドル・ブローク 詩学と生涯』(未知谷),訳書にミハイル・シーシキン『手紙』,リュドミラ・ウリツカヤ『陽気なお葬式』(以上新潮クレスト・ブックス),ウラジーミル・ナボコフ『マーシェンカ』(新潮社「ナボコフ・コレクション」),サーシャ・フィリペンコ『理不尽ゲーム』『赤い十字』(集英社)など.

目次

  1. プロローグ 手帳から(戦地にて) 一日目「多くの者が私の名を名乗って現れ……」 二日目「ある者は心を苦しめて死に……」 三日目「口寄せや呪い師のもとに赴いてはならない……」 POST MORTEM 『亜鉛の少年たち』裁判の記録 訳者解説 母と子の接点を探して 関連地図/関連年表

本文紹介

亜鉛の棺に入り帰ってきたソ連の若者たち。隠された侵略戦争の真実が浮かび上がる。大幅増補した新版。

抜粋:「国際友好の義務を果たす」という政府の方針でアフガニスタンへ送り出されたソ連の若者たち。やがて彼らは一人、また一人と、亜鉛の棺に納められ、人知れず家族のもとへ帰ってきた……。作家がみずからの目と耳で体験し書き留めた同時代の戦争の記録。作品発表後に巻き起こった裁判の顚末など大幅に増補した、最新の版に基づく新訳。