書籍詳細

書籍のレビュー・概要

つまずきの原因を「読解力が足りない」で済ませては支援につながらない。著者らは学習の認知メカニズムにもとづいて、学力の基盤となることばの知識、数・形の概念理解、推論能力を測るテストを開発。その理念と内容、実施結果を紹介し、それで測る力が算数・国語の学力とどのような関係にあるのかを質的・量的に検討する。

算数文章題が解けない子どもたち

Takumi ブックス

算数文章題が解けない子どもたち

ことば・思考の力と学力不振

著者・関係者
今井 むつみ 著・楠見 孝 著・杉村 伸一郎 著・中石 ゆうこ 著・永田 良太 著・西川 一二 著・渡部 倫子 著
カテゴリ
自然科学書
刊行日
2022/06/14
体裁
A5・並製 ・224頁
ISBN
9784000054157
在庫状況
在庫あり

価格:2,420 円

カートを見る

著者略歴

  • 今井むつみ(いまい むつみ) 慶應義塾大学環境情報学部教授 楠見 孝(くすみ たかし) 京都大学大学院教育学研究科教授 杉村伸一郎(すぎむら しんいちろう) 広島大学大学院人間社会科学研究科教授 中石ゆうこ(なかいし ゆうこ) 県立広島大学大学教育実践センター准教授 永田良太(ながた りょうた) 広島大学大学院人間社会科学研究科教授 西川一二(にしかわ かずじ) 大阪公立大学国際基幹教育機構高等教育研究開発センター特任助教 渡部倫子(わたなべ ともこ) 広島大学大学院人間社会科学研究科教授

目次

  1. はじめに 第1章 「ことばのたつじん」「かんがえるたつじん」の基本理念――学びの前提を測るテスト 1-1 開発の意図と目的 1-2 学力とは何か 1-3 「生きた知識」とは何か 1-4 「生きた知識」を使うために必要な認知能力 1-5 テストデザインの基本理念 1-6 テストの使い方 第2章 誤答から見える算数学力 2-1 算数文章題テスト 2-2 3, 4 年生用問題の誤答タイプ 2-3 5 年生用問題の誤答タイプ 2-4 誤答分析のまとめ 2-5 個人差 2-6 階層ごとの誤答タイプの分布 第3章 「 ことばのたつじん」による言語力のアセスメント 3-1 テストの概要 3-2 「ことばのたつじん①」――語彙の深さと広さ 3-3 「ことばのたつじん②」――空間・時間のことば 3-4 「ことばのたつじん③」――動作のことば 3-5 言語力の個人差 3-6 「ことばのたつじん」と学力の関係 第4章 「 かんがえるたつじん」による思考力のアセスメント 4-1 テストの概要 4-2 「かんがえるたつじん①」――整数・分数・小数の概念 4-3 「かんがえるたつじん②」――図形イメージの心的操作 4-4 「かんがえるたつじん③」――推論の力 4-5 「かんがえるたつじん」と学力の関係 第5章 「 ことばのたつじん」「かんがえるたつじん」と学力の関係――統計分析 5-1 算数文章題テストを学力の指標とした重回帰分析 5-2 標準学力テストを学力の指標とした重回帰分析 5-3 重回帰分析からの考察 第6章 学習のつまずきの原因 6-1 知識の問題 6-2 推論と認知処理能力の問題 6-3 相対的視点と認知的柔軟性の問題 6-4 読解力と推論力の問題 6-5 複数要素の統合への手立てが重要 付録1 ほんものの学力を育む家庭環境――保護者アンケート調査から A-1 保護者アンケート調査 A-2 家庭環境が学力に及ぼす影響 A-3 ほんものの学力を生む家庭環境 付録2 「ことばのたつじん」「かんがえるたつじん」の開発の過程 付録3 「ことばのたつじん」「かんがえるたつじん」の頒布の対象と入手方法 終わりのことば 注

本文紹介

学力の基盤となることばの知識、数・形の概念理解、推論能力を測るために著者らが開発したテストを紹介。

抜粋:つまずきの原因を「読解力が足りない」で済ませては支援につながらない。著者らは学習の認知メカニズムにもとづいて、学力の基盤となることばの知識、数・形の概念理解、推論能力を測るテストを開発。その理念と内容、実施結果を紹介し、それで測る力が算数・国語の学力とどのような関係にあるのかを質的・量的に検討する。