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書籍詳細

書籍のレビュー・概要

ポルノ、エロコンテンツにきわめて寛容な日本社会。AV出演強要訴訟は、低年齢化・深刻化するポルノ被害の一端を明るみに出した。被害者からNPOに寄せられた自己回復へ向けた声、向き合う相談員の声が重なり合い、埋もれた被害を掘り起こしていく。ネットを通じ世界規模の産業となっている性暴力の商品化に私たちはどう向き合うのか。

ポルノ被害の声を聞く デジタル性暴力と#MeToo

Takumi ブックス

ポルノ被害の声を聞く デジタル性暴力と#MeToo

著者・関係者
ぱっぷす 編
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2022/05/17
体裁
四六・並製 ・230頁
ISBN
9784000615310
在庫状況
在庫あり

価格:1,870 円

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著者略歴

  • 特定非営利活動法人 ぱっぷす (ポルノ被害と性暴力を考える会) 2009年に「ポルノグラフィの制作・流通・消費などを通じて、あるいはその影響を受けて生じているさまざまな人権侵害や性暴力の問題について調査・研究し、この問題を社会に広く訴えていくこと、そして、ポルノ被害を受けた方の被害者支援を行うことを目的とする」ことを掲げ、婦人保護施設職員、児童施設職員、ソーシャルワーカー、大学教員、弁護士、人身取引被害者救援スタッフなどが参加して活動を開始。 2017年にNPO法人資格を取得し、「ぱっぷす:PAPS―性的搾取に終止符を打つためのプロジェクト」として専門知識を生かし、リベンジポルノ、AV出演強要や意に反したグラビアやヌード撮影による「デジタル性暴力」、AV業界や性産業に関わる相談に対応している。相談を通じて見えてきた性的搾取の実態を調査し、この社会課題の解決を求めて活動している。

目次

  1. はじめに 寄せられ続ける無数の#MeToo……北原みのり 第Ⅰ部 埋もれたポルノ被害者の声を聞き続けて――#MeTooがここにあった 第1章 AV制作過程での性暴力被害を掘り起こす……宮本節子 第2章 AV事件の裁判をどう闘うか――被害の実態と法のギャップの中で……笹本 潤 第3章 「本当に素朴な田舎の子だった」――AV被害当事者の語りを聞く……岡 恵 第4章 AV出演強要問題から考える「自発的でない同意」――「自由意志」と「強制」の狭間で……竹山明子 第Ⅱ部 インターネットに乗る性被害――量と質の飛躍的展開 第5章 インターネットが被害を無限に拡大する――相談から見えるデジタル性被害の実態……宮本節子 第6章 韓国でデジタル性暴力と闘う――DSOの活動から……ヘオラギ/チャ・ウンハス/イ・ハンギ(訳イ・ジョンヒョ) 第7章 オンライン・ポルノと性の人格権……中里見博 第Ⅲ部 ポルノの日本化(ジャパナイゼーション)――デジタル性被害を牽引する「性進国」ニッポン 第8章 AVカルチャーを輸出するポルノ大国・日本……北原みのり 第9章 「ゲイシャ効果」――欧米は日本の性産業をどのように利用しているか……キャロライン・ノーマ 座談会苦しみへの共感から支援は始まる……岡 恵/金尻カズナ/北原みのり/宮本節子 おわりに ぱっぷすの活動を支えている人々……宮本節子

本文紹介

低年齢化・深刻化するポルノ被害。NPOに寄せられた被害者の声から性暴力の商品化の実態を掘り起こす。

抜粋:ポルノ、エロコンテンツにきわめて寛容な日本社会。AV出演強要訴訟は、低年齢化・深刻化するポルノ被害の一端を明るみに出した。被害者からNPOに寄せられた自己回復へ向けた声、向き合う相談員の声が重なり合い、埋もれた被害を掘り起こしていく。ネットを通じ世界規模の産業となっている性暴力の商品化に私たちはどう向き合うのか。