書籍のレビュー・概要
【特集1】沖縄「復帰」ゼロ年 1972年5月15日――半世紀前の沖縄の本土「復帰」、施政権の日本国への返還は、苛酷な米軍支配から民主主義/平和主義を掲げる日本国憲法のもとへの移行であるはずだった。その意味での「復帰」は、その時も、現在も、なされていない。「復帰」へのプロセスが始まってすらいない。それどころか、国家的暴力にさらされてきた琉球弧に、ふたたび軍事化の波が覆いかぶさりつつある。この状況への対抗と連帯はどのように構想できるのか。沖縄市民社会の新たな展開と議論を共有し、可能性をさぐる。