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書籍のレビュー・概要

【特集1】沖縄「復帰」ゼロ年 1972年5月15日――半世紀前の沖縄の本土「復帰」、施政権の日本国への返還は、苛酷な米軍支配から民主主義/平和主義を掲げる日本国憲法のもとへの移行であるはずだった。その意味での「復帰」は、その時も、現在も、なされていない。「復帰」へのプロセスが始まってすらいない。それどころか、国家的暴力にさらされてきた琉球弧に、ふたたび軍事化の波が覆いかぶさりつつある。この状況への対抗と連帯はどのように構想できるのか。沖縄市民社会の新たな展開と議論を共有し、可能性をさぐる。

世界 2022年5月号

Takumi ブックス

世界 2022年5月号

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296頁
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目次

  1. ┏━━━┓ ┃特集1┃沖縄「復帰」ゼロ年 ┗━━━╋…──────────────────────────────── 〈断絶と連続〉 グローバル連帯史のなかの沖縄1972 阿部小涼(琉球大学) 〈主権侵害の根源〉 沖縄返還交渉の歴史的陥穽――講和条約三条をめぐって 豊下楢彦(元関西学院大学教授) 〈好評連載〉 沖縄・半世紀の群像 第3回――松永優 渡辺 豪(ジャーナリスト) 〈インタビュー〉 占領軍被害でつなぐ「本土」と「沖縄」――差異と分断を超えて 藤目ゆき(大阪大学) 〈グラビアエッセイ〉 光と影を刻む 金城実――人と作品 森住 卓(フォトジャーナリスト) 〈連載〉 沖縄という窓――第32軍司令部壕の保存・公開 山城紀子(フリーライター) 〈問い続ける意味〉 軍事化される沖縄の日常――「復帰五〇年」を問い直す 田仲康博(元国際基督教大学教授) 〈小説〉 斥候 目取真俊(作家) ┏━━━━┓ ┃緊急特集┃ウクライナ――平和への道標と課題 ┗━━━━╋…──────────────────────────────── 〈インタビュー〉 ウクライナ侵攻の歴史文脈と政治論理 塩川伸明(東京大学名誉教授) 〈現地取材報告〉 ウクライナ侵攻から導き出された言葉「殺すな!」 金平茂紀(ジャーナリスト) 〈5つのシナリオ〉 世界大戦をどう防ぐのか 東 大作(上智大学) 〈核への妄執を排す〉 時代錯誤の核共有論――NATOの実態をみる 梅林宏道(ピースデポ特別顧問) 〈行動を〉 ウクライナ戦争を止めるための提言 和田春樹(東京大学名誉教授) 〈言論空間の磁場〉 新たな「正義の戦争」のリアリティーショー 西谷 修(東京外国語大学名誉教授) ┏━━━┓ ┃特集2┃憲法の現在地――原点と未来 ┗━━━╋…──────────────────────────────── 〈短期連載〉 生きる現場からの憲法 第1回――夜間中学の学びと東アジアの歴史 大門正克(早稲田大学特任教授) 〈幻の原稿 全文掲載〉 新憲法とわれらの覚悟 芦部信喜、解説=長谷部恭男、渡辺秀樹 〈現在的課題〉 デジタル化する世界と憲法 山本龍彦(慶應義塾大学) 〈インタビュー〉 ある回想――そのなかで考えること 樋口陽一(憲法学者) 〈150回記念・特別篇〉 片山善博の「日本を診る」(150) 自壊する地方自治――地方分権改革の原点に立ち返る 片山善博(大正大学特任教授) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆注目記事〈韓国大統領選挙〉 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 民主化の試練の時代へ――韓国大統領選を振り返る 李鍾元(早稲田大学) 韓国 Z世代の“男女対立” 春木育美(早稲田大学韓国学研究所) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇世界の潮 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇イエメン 作り上げられた空洞国家 佐藤 寛 ◇佐渡鉱山が世界遺産になるために――問われる「強制労働」の直視 竹内康人 ◇気候危機への最新の知見――IPCC第6次報告書 伊与田昌慶 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●連載 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●脳力のレッスン(241)――資本主義と民主主義の関係性(その2)――古代アテネ民主制の基盤 寺島実郎 ●デジタル・デモクラシー【第5回】 小農民の権利を奪うデジタル農業 内田聖子(PARC) ●閉ざされた土地【第2回】 中間貯蔵施設内はいま 吉田千亜(ライター) ●分水嶺II コロナ緊急事態と専門家【第9回】 リスク評価、リスク管理 河合香織(ノンフィクション作家) ●ルーツを巡る旅、ヘイトに抗う道【第3回】 亡き人への手紙 安田菜津紀(ジャーナリスト) ●メディア批評【第173回】 神保太郎(ジャーナリスト) ●いま、この惑星で起きていること【第29回】 温暖化阻止へ声をあげる女性たち 森さやか(気象予報士) ●亡所考【第17回】 宛先のある研究 北條勝貴(上智大学) ●但馬日記【第36回】 演劇のまちの未来 平田オリザ(劇作家) ●ドキュメント激動の南北朝鮮(297)(22・2~3) 編集部 ●民話採光 阿部海太(絵描き・絵本描き) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○読者投句・岩波俳句 選・文=池田澄子(俳人) ○アムネスティ通信 ○読者談話室 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 編集後記

本文紹介

【特集1】沖縄「復帰」ゼロ年【特集2】憲法の現在地――原点と未来【緊急特集】ウクライナ――平和への道標と課題

抜粋:【特集1】沖縄「復帰」ゼロ年 1972年5月15日――半世紀前の沖縄の本土「復帰」、施政権の日本国への返還は、苛酷な米軍支配から民主主義/平和主義を掲げる日本国憲法のもとへの移行であるはずだった。その意味での「復帰」は、その時も、現在も、なされていない。「復帰」へのプロセスが始まってすらいない。それどころか、国家的暴力にさらされてきた琉球弧に、ふたたび軍事化の波が覆いかぶさりつつある。この状況への対抗と連帯はどのように構想できるのか。沖…