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書籍のレビュー・概要

八世紀から一四世紀にかけての東アジアは、いったいどのような世界だったのだろうか。唐中期から明代初期までの中国社会の変容を、政治・経済、都市と農村、法制度や文化、ジェンダーから日本との関わりまで多彩な切り口で論じ、さらに中国を中心として東アジア世界がどのように連動して展開したかを論じる。

東アジアの展開 8~14世紀

Takumi ブックス

東アジアの展開 8~14世紀

著者・関係者
荒川 正晴 編集委員・大黒 俊二 編集委員・小川 幸司 編集委員・木畑 洋一 編集委員・冨谷 至 編集委員・中野 聡 編集委員・永原 陽子 編集委員・林 佳世子 編集委員・弘末 雅士 編集委員・安村 直己 編集委員・吉澤 誠一郎 編集委員
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2022/04/27
体裁
A5・上製・カバー ・306頁
ISBN
9784000114172
在庫状況
在庫あり

価格:3,520 円

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著者略歴

  • 【責任編集】 荒川正晴(あらかわ まさはる) 1955年生.大阪大学名誉教授.中央アジア古代史,唐帝国史.『ユーラシアの交通・交易と唐帝国』(名古屋大学出版会,2010年). 冨谷 至(とみや いたる) 1952年生.京都大学名誉教授.中国法制史.『漢唐法制史研究』(創文社,2016年). 【執筆者一覧】 丸橋充拓(まるはし みつひろ) 1969年生.島根大学法文学部教授.中国唐代史. 舩田善之(ふなだ よしゆき) 1972年生.広島大学大学院人間社会科学研究科准教授.モンゴル帝国史. 井黒 忍(いぐろ しのぶ) 1974年生.大谷大学文学部准教授.中国近世史. 伊藤正彦(いとう まさひこ) 1966年生.熊本大学大学院人文社会科学研究部(文学系)教授.中国社会経済史. 金文京(きん ぶんきょう) 1952年生.京都大学名誉教授.中国古典戯曲小説. 山崎覚士(やまざき さとし) 1973年生.佛教大学歴史学部教授.中国中世史. 徳永洋介(とくなが ようすけ) 1960年生.富山大学学術研究部人文科学系教授.中国近世史. 渡辺健哉(わたなべ けんや) 1973年生.大阪公立大学大学院文学研究科教授.中国近世史. 川村 康(かわむら やすし) 1961年生.関西学院大学法学部教授.中国法史学. 佐々木 愛(ささき めぐみ) 1968年生.島根大学法文学部教授.中国近世思想史. 矢木 毅(やぎ たけし) 1964年生.京都大学人文科学研究所教授.朝鮮中世史. 大竹昌巳(おおたけ まさみ) 1989年生.京都大学大学院文学研究科講師.契丹文献学. 【編集協力】 宮澤知之(みやざわ ともゆき) 1952年生.佛教大学歴史学部教授.『宋代中国の国家と経済――財政・市場・貨幣』(創文社,1998年).

目次

  1. 展望|Perspective 東アジア世界の連動と一体化……………宮澤知之 序論 一、唐宋変革といわゆる「五代十国」 二、唐宋変革期の社会経済 三、唐宋変革と「煕豊変法」 四、宋代貨幣経済の特色 五、「八―一四世紀」における東アジア状勢 おわりに 問題群|Inquiry 唐後半期の政治・経済……………丸橋充拓 はじめに 一、予兆――官制・軍制・財政の転換 二、激震――藩鎮の割拠 三、再建――財政の南北分業 四、斜陽――動乱の序曲 おわりに キタイ・タングト・ジュルチェン・モンゴル……………舩田善之 ――覇権の遷移とその構造 はじめに 一、空間の設定――農牧接壌地帯と東北ユーラシア 二、一〇―一四世紀東北ユーラシアの時代的特徴 三、東北ユーラシアの東西と覇権の遷移 四、東北ユーラシアの南北関係の変遷とその構造 五、国を形作るもの おわりに 宋金元の郷村社会の展開 Ⅰ 宋金元代の華北郷村社会――山西地域を中心に……………井黒 忍 はじめに 一、石刻資料の量的分析から見る地域社会の変化 二、人口、開発と環境 三、父老と村寺――宋から金へ 四、私約と公拠――金から元へ おわりに Ⅱ 江南郷村社会の原型……………伊藤正彦 一、視角 二、郷村社会の危機と秩序形成の動き 三、都保制の定着と変質――南宋の経界法 四、明代里甲制体制の歴史的特質 士大夫文化と庶民文化、その日本への伝播……………金文京 はじめに――士大夫と庶民の間 一、隠遁の形態と意味の変化 二、山人の活躍 三、士人と文人 四、日本への伝播 焦点|Focus 「五代十国」という時代……………山崎覚士 一、「五代」と「五代十国」という時代 二、華北王朝――「五代」 三、華南諸国――「十国」 五、可能性の時代 宋代官僚制の形成――元豊官制の歴史的意義……………徳永洋介 はじめに 一、北宋前半期の官僚制――律令官制の変容 二、元豊官制とその展開――集権的官僚制の構築 おわりに 元の大都――元朝の中国統治……………渡辺健哉 はじめに 一、元朝の中国統治 二、元の大都 三、大都をいかに位置づけるか おわりに――元朝の記憶の行方 法構造の新展開……………川村 康 はじめに 一、漢人王朝の法構造 二、征服王朝の法構造 おわりに――そして明へ 中国父系制の思想史と宋代朱子学の位置……………佐々木愛 ――中国ジェンダー史素描のために はじめに 一、「父子同気」なのか? ――経書の規定と宋代以前 二、朱子学と「父子同気」、そして儀礼とむすめ 三、朱熹以降、元明清期の生命生成論とむすめの祭祀 おわりに 高麗国とその周辺……………矢木 毅 一、高麗の建国 二、契丹(遼)への服属 三、靖康の変と高麗 四、女真(金)への服属 五、モンゴル(元)への服属 おわりに コラム|Column 西夏文字の銅銭と中国経済圏……………宮澤知之 パスパ文字とその史資料……………舩田善之 『吾妻鏡』に記された女真文字――交流史の一齣……………山崎覚士 契丹文字墓誌が語るもの……………大竹昌巳 高麗王室の蔵書印……………矢木 毅

本文紹介

八世紀から一四世紀にかけて、中国を中心として東アジア世界が連動して展開したさまを明快に論じる。

抜粋:八世紀から一四世紀にかけての東アジアは、いったいどのような世界だったのだろうか。唐中期から明代初期までの中国社会の変容を、政治・経済、都市と農村、法制度や文化、ジェンダーから日本との関わりまで多彩な切り口で論じ、さらに中国を中心として東アジア世界がどのように連動して展開したかを論じる。