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書籍のレビュー・概要

「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました」。一〇〇年前、一人のアイヌの少女がこの一文から始まる一冊の本を残した。一度は忘れ去られた知里幸恵はなぜ復活し、アイヌの魂の象徴的存在となったのか。『神謡集』ノートや日記など未公開や新資料をもとに、「生の限りを書かねばならぬ」との誓いに殉じたその生涯を描く。 ※「ピリカ チカッポ」に関して Pirka chikap-po の「ポ」は小さいものを表す。鳥は「チカプ」なので、正確な意味は「美しい小鳥」であるが、『アイヌ神謡集』の第一話「梟の神の自ら歌った謡」のなかで、幸恵自身が「美しい鳥」と和訳しているので、これを採用した。 ※アイヌ語の表記について ユカラ、ウエペケレなど、現在は片仮名の小書きが使用されているが、引用文はその出典のままとした。

ピリカ チカッポ(美しい鳥) 知里幸恵と『アイヌ神謡集』

Takumi ブックス

ピリカ チカッポ(美しい鳥) 知里幸恵と『アイヌ神謡集』

著者・関係者
石村 博子 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2022/04/27
体裁
四六・上製 ・246頁
ISBN
9784000245463
在庫状況
在庫あり

価格:1,980 円

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著者略歴

  • 石村博子(いしむら ひろこ) 1951年,北海道室蘭生まれ.ノンフィクション作家. 主な著書に『ハルビン新宿物語 加藤登紀子の母激動の半生記』(講談社) 『たった独りの引き揚げ隊 10歳の少年,満州1000キロを征く』 『3・11行方不明 その後を生きる家族たち』(以上,角川書店)がある.

目次

  1. 『アイヌ神謡集』序 ●知里幸惠 知里幸恵家系図 知里幸恵関連地図 序章 第1章 アイヌに生まれ、アイヌ語のなかに生いたった少女 第2章 成長する幸恵 三冊のノート、そして恋 第3章 東京でただ独りのアイヌの娘として 死までの一二九日間 第4章 『アイヌ神謡集』を探索する 第5章 復活し、成長を遂げる幸恵 最後に──終わらない物語と、終わらせなければならない物語 あとがきと謝辞 主要参考文献 知里幸恵年譜

本文紹介

新資料をもとに描く「生の限りを書かねばならぬ」との誓いに殉じた知里幸恵の生涯。

抜粋:「その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました」。一〇〇年前、一人のアイヌの少女がこの一文から始まる一冊の本を残した。一度は忘れ去られた知里幸恵はなぜ復活し、アイヌの魂の象徴的存在となったのか。『神謡集』ノートや日記など未公開や新資料をもとに、「生の限りを書かねばならぬ」との誓いに殉じたその生涯を描く。 ※「ピリカ チカッポ」に関して Pirka chikap-po の「ポ」は小さいものを表す。鳥は「チカプ」なので、正確…