書籍詳細

書籍のレビュー・概要

「テロとの戦い」において「敵」だったはずのタリバンが、再びアフガニスタンで政権を掌握した。なぜタリバンは民衆たちに支持されたのか。恐怖政治で知られたタリバンは変わったのか、変わっていないのか。アフガニスタンが生きた混迷の時代には、私たちが生きる現代世界が抱えた矛盾が集約されていた。 ■正誤表 » 正誤表PDF

タリバン台頭

Takumi ブックス

タリバン台頭

混迷のアフガニスタン現代史

著者・関係者
青木 健太 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2022/03/18
体裁
新書・222頁
ISBN
9784004319207
在庫状況
在庫あり

価格:924 円

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著者略歴

  • 青木健太(あおき けんた) 1979年東京生まれ.上智大学卒業.英ブラッドフォード大学平和学修士課程修了.2005年からアフガニスタン政府省庁アドバイザー,在アフガニスタン日本国大使館書記官などとして同国で7年間勤務.帰国後,外務省国際情報統括官組織専門分析員,お茶の水女子大学講師を経て, 現在――中東調査会研究員 専攻――現代アフガニスタン,およびイランの政治・安全保障 著書――『アフガニスタンを知るための70章』(分担執筆,明石書店,2021年),『ハイブリッドな国家建設』(分担執筆,ナカニシヤ出版,2019年),Quad Plus and Indo-Pacific(Co-author, Routledge,2021) 他

目次

  1. 序章 政権崩壊 第一章 「失われた二〇年」(二〇〇一~二〇二一年) 1 「外発的」だったイスラーム共和国の成立過程 2 アメリカの対アフガニスタン政策の変遷 3 ターリバーンの強靱性 第二章 ターリバーン出現の背景(一九九四~二〇〇一年) 1 無秩序状態にあった内戦時代 2 「世直し運動」の始まり 3 諸外国との関係 第三章 伝統的な部族社会アフガニスタン(一七四七~一九九四年) 1 ドゥッラーニー朝における統治 2 部族統治の実態 3 保守的なアフガニスタン社会 第四章 ターリバーン支配下の統治 1 ターリバーンの思想体系 2 ターリバーン暫定政権の指導体制と統治方針 3 女性の権利保障を含む多くの争点 第五章 周辺国に与える影響 1 歴史的に見た外部からの干渉と介入 2 アメリカ軍撤退と中国、ロシア、近隣諸国の台頭 3 域内パワーバランスの変容がもたらす影響 第六章 「テロの温床」化への懸念 1 ターリバーンと国際テロ組織 2 「イスラーム国ホラーサーン州」が投げかける脅威 3 監視の目を行き届かせるには 終章 内発的な国の発展とは 参考文献 図出典一覧 あとがき 関連年表

本文紹介

なぜタリバンの政権掌握は民衆たちに支持されたのか。タリバンは変わったのか。現代世界の矛盾を解く。

抜粋:「テロとの戦い」において「敵」だったはずのタリバンが、再びアフガニスタンで政権を掌握した。なぜタリバンは民衆たちに支持されたのか。恐怖政治で知られたタリバンは変わったのか、変わっていないのか。アフガニスタンが生きた混迷の時代には、私たちが生きる現代世界が抱えた矛盾が集約されていた。 ■正誤表 » 正誤表PDF