書籍のレビュー・概要
シュレーディンガー方程式に焦点を絞り、数学的な基礎から学べる入門書。ベクトル、固有関数などの概念を、量子力学との関係を示して解説し、方程式の物理的意味、不確定性原理、ポテンシャル問題への応用に進む。理解度を確かめられる「クイズ」、応用を通して力がつく「演習問題」を収録。解答付きで自習にも最適。 ◆訳者からのメッセージ 本書は,「量子力学」の核心を突いた入門書です.量子力学は,分子・原子レベルのミクロな物理現象を支配する力学法則を扱う学問で,その基礎方程式がシュレーディンガー方程式です. …… 本書を読むとわかるように,シュレーディンガー方程式の解法自体は,古典物理学で学ぶ波動方程式や拡散方程式などの固有値方程式や固有値問題の解法と同じなので,あまり難しくはありません.ほんとうに難しいのは,量子力学の核心をなす「独特な前提」を正しく理解して波動関数を扱うことです. 本書は,この核心を理解するのに必要な数学と物理に焦点を絞り,それらの基礎から応用までを簡潔な数式と平明な言葉と豊富な図を駆使して徹底的に教えてくれます.これが本書の大きな特色で,従来の量子力学の教科書とは一線を画すところです. 原題のA Student's Guide to the Schrödinger Equationが示唆するように,本書は,「量子力学」を学ぼうとする人々がミクロな世界の奇妙で常識はずれな概念に惑わされず,核心に到達できるように導いてくれる名ガイドです. 「訳者のことば」より ■以下の原書サポートサイト(英語)には各章の理解度チェックのヒント・解答、ビデオポッドキャストなどがあります(書籍掲載のURLから変更されているのでご注意ください)。 ☞ https://www.danfleisch.com/sgse/