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書籍のレビュー・概要

【特集1】経済安保の裏側 つい先日まで見聞きすることのなかった領域――「経済安保」が、政治のテーマとして浮上している。 経済と安全保障とが、どのように結びつくのか。推進のための一括法案が国会に上程される段階にきているにもかかわらず、その概念も、政策の内容や目的も、つかみにくい。 ナショナリズムの論理を経済分野にまで及ぼそうとするものではないのか。 アカデミズムや企業の研究・技術開発を軍事に動員しようとするものではないのか。 たしかに、経済を「国益」追求の手段にする動きは存在し、「自国ファースト」の波の中で、それは拡大している。 だが、その動きを無批判に受け入れ、経済分野でも“軍拡”競争にひた走るということで、いいのか。 経済安保の掛け声の裏側で進行していることを掘り起こし、何が狙われているのかを検証する。

世界 2022年3月号

Takumi ブックス

世界 2022年3月号

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296頁
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価格:935 円

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目次

  1. ┏━━━┓ ┃特集1┃経済安保の裏側 ┗━━━╋…──────────────────────────────── 〈ルポ〉 町工場 vs 公安警察─ルポ 大川原化工機事件 青木 理(ジャーナリスト) 〈権益と省益〉 官僚たちの経済安保─"自国ファースト"の陰で 富田 光(東京新聞) 〈学術会議問題の背景〉 動員される科学・技術と研究者 井原 聰(東北大学名誉教授) 〈短期連載〉 ルポ 経済安保の人脈と文脈 【第1回】─先駆者の懸念 斎藤貴男(ジャーナリスト) 〈生活と生命を保障するもの〉 なぜ資源/食料の自給を語らないのか? 柴田明夫(資源・食糧問題研究所) ┏━━━┓ ┃特集2┃維新の政治─「改革」の幻惑 ┗━━━╋…──────────────────────────────── 〈躍進の背景〉 維新を勝たせる心理と論理 松本 創(ノンフィクションライター) 〈対談〉 子どもがいて、地域があって、学校がある──大阪「教育改革」で何が失われたか 久保 敬(大阪市立木川南小学校校長)、名田正廣(大阪市立港中学校校長)、司会=斉加尚代(毎日放送) 〈「改革」幻想を振り払う〉 大阪と市民自治─維新には何が不可能か 平松邦夫(元大阪市長) 〈現実的提言〉 身を切る改革を実行したいなら 三木義一(青山学院大学) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆注目記事 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 〈劣化する公共放送〉 NHKに何が起きているのか?──「河瀬直美が見つめた東京五輪」問題の深層 長井 暁(ジャーナリスト) 〈腐った国家にメスを!〉 「赤木ファイル」を読む(下)─公務員個人の責任が問われぬ不条理 金平茂紀(ジャーナリスト) 〈調査報道〉 台湾有事と日米共同作戦─南西諸島を再び戦禍の犠牲にするのか 石井 暁(共同通信) 〈島の現実〉 沖縄と基地とオミクロン 下地由実子(沖縄タイムス) 〈合理的に考える〉 防衛費2%の無理と無駄 文谷数重(軍事評論家) 〈原発はグリーンか?〉 原発とどう向き合うか?──葛藤するEUの均衡解 八田浩輔(毎日新聞) 〈殺害危機から逃れて〉 ネグロスからの手紙─虐殺と弾圧の島で (特別篇・下) 私は生きる 家族とドイツへ クラリッサ・シングソン(人権アクティビスト)、訳・構成=木村英昭・勅使川原香世子 〈追悼〉 池明観先生と『世界』 岡本厚(元『世界』編集長) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇世界の潮 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇行政と「連携」するマスメディア─何が問われるべきか 山田健太 ◇名護市長選─基地建設と住民の希望 猿田佐世 ◇「台湾有事」報道の虚と実 本田善彦 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇SEKAI Review of Books ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇香港映画「時代革命」が問う自由 吉岡桂子(朝日新聞) ◇読書の要諦──文芸 絶対矛盾という業 藤沢 周(小説家) ◇【連載】本とチェック 第6回 池明観先生のこと 金承福(「クオン」代表) ◇新刊紹介 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●連載 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ----〈新連載〉---------- ●ルーツを巡る旅、ヘイトに抗う道【第1回】 語らなかった父 安田菜津紀(フォトジャーナリスト) ●沖縄・半世紀の群像【第1回】 ─川平朝清 渡辺 豪(ジャーナリスト) ----〈好評連載〉---------- ●デジタル・デモクラシー【第3回】 アルゴリズム・ジャスティス 内田聖子(PARC) ●分水嶺II コロナ緊急事態と専門家【第8回】 オミクロン爆発 河合香織(ノンフィクション作家) ----〈短期連載〉---------- ●ルポ フェミサイド─メキシコの女性たちは闘う (前編) 裁きを求めて 工藤律子(ジャーナリスト) ---------------------------- ●脳力のレッスン 特別篇 「新しい資本主義」への視界を拓く─新次元のルール形成の必要性 寺島実郎 ●メディア批評【第171回】 神保太郎(ジャーナリスト) ●片山善博の「日本を診る」(148) 岸田政権のもとでそろりと変わりつつある新型コロナ対策 片山善博(早稲田大学) ●但馬日記【第34回】 豪雪、そして災禍再来 平田オリザ(劇作家) ●いま、この惑星で起きていること【第27回】 パンダもタコも救え 森さやか(気象予報士) ●亡所考【第15回】 稲作至上のもたらす災禍 北條勝貴(上智大学) ●沖縄(シマ)という窓 ウチナーグチを学び、つなぐ 親川志奈子(沖縄大学非常勤講師) ●ドキュメント激動の南北朝鮮(295)(21・12~22・1) 編集部 ●原発月報(21・12~22・1) 福島原発事故記録チーム ●民話採光 阿部海太(絵描き・絵本描き) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○読者投句・岩波俳句 選・文=池田澄子(俳人) ○アムネスティ通信 ○読者談話室 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○表紙写真 壁画の中国人女性の前を通り過ぎる観光客。タイ・バンコク、2021 年1 月19 日。 Adisorn Chabsungnoen /SOPA Images via ZUMA Press Wire /共同通信イメージズ ○デザイン 赤崎正一 + 佐野裕哉 (協力=国府台さくら) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 編集後記

本文紹介

【特集1】経済安保の裏側 【特集2】維新の政治――「改革」の幻惑

抜粋:【特集1】経済安保の裏側 つい先日まで見聞きすることのなかった領域――「経済安保」が、政治のテーマとして浮上している。 経済と安全保障とが、どのように結びつくのか。推進のための一括法案が国会に上程される段階にきているにもかかわらず、その概念も、政策の内容や目的も、つかみにくい。 ナショナリズムの論理を経済分野にまで及ぼそうとするものではないのか。 アカデミズムや企業の研究・技術開発を軍事に動員しようとするものではないのか。 たしかに、経…