書籍のレビュー・概要
【特集1】経済安保の裏側 つい先日まで見聞きすることのなかった領域――「経済安保」が、政治のテーマとして浮上している。 経済と安全保障とが、どのように結びつくのか。推進のための一括法案が国会に上程される段階にきているにもかかわらず、その概念も、政策の内容や目的も、つかみにくい。 ナショナリズムの論理を経済分野にまで及ぼそうとするものではないのか。 アカデミズムや企業の研究・技術開発を軍事に動員しようとするものではないのか。 たしかに、経済を「国益」追求の手段にする動きは存在し、「自国ファースト」の波の中で、それは拡大している。 だが、その動きを無批判に受け入れ、経済分野でも“軍拡”競争にひた走るということで、いいのか。 経済安保の掛け声の裏側で進行していることを掘り起こし、何が狙われているのかを検証する。