カテゴリー

書籍詳細

書籍のレビュー・概要

二〇一九年六月安倍元首相は米国との間で高まる緊張を緩和しようと日本の首相として四一年振りにイランを訪問した。知られざる積極外交の意味とは何か。需要の九割を中東産原油に依存する日本は、ペルシャ湾の安全のカギを握るイランと、米国の狭間でどのような外交を展開できるのか。四〇年を中東の現場で過ごした外交官の提言。

イランは脅威か

Takumi ブックス

イランは脅威か

ホルムズ海峡の大国と日本外交

著者・関係者
齊藤 貢 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2022/02/22
体裁
四六・並製 ・カバー ・234頁
ISBN
9784000615112
在庫状況
在庫あり

価格:2,200 円

カートを見る

著者略歴

  • 齊藤 貢(さいとう みつぐ) 1957年生。1980年一橋大学社会学部卒業、外務省入省。外務省国際情報課長や在アラブ首長国連邦日本国大使館公使、内閣官房内閣審議官等を経て、2012年在タイ日本国大使館公使。2015年駐オマーン特命全権大使。2018年駐イラン特命全権大使。2020年、外務省を退官。専門はペルシャ湾情勢、危機管理。

目次

  1. はじめに 日本の国益とイラン 序 章 中東地域にエネルギーを依存し続ける日本 第Ⅰ部 米国とイラン 高まる緊張と日本の積極外交 第1章 安倍総理の積極外交 第2章 ローハニ大統領の一九年ぶりの公式訪日 第Ⅱ部 イランと米国はなぜお互いを信用できないのか 第3章 モサッデグ政権転覆クーデターからイスラム革命へ 1 何故日本の努力はうまく行かなかったのか? 2 米国の怒りの原点、米国大使館占拠・人質事件 3 モサッデグ政権の転覆――イランの言い分 第4章 イラン・イラク戦争から9・11へ ますます泥沼化するイランと米国の相互不信 1 イラクに加担した米国 2 奇々怪々なイラン・コントラ事件 第Ⅲ部 ジェットコースターに乗ったイラン 二〇一九〜二〇二一 ――続く米国との緊張、新型コロナ、新大統領の登場 第5章 イランはチェスを指し、アメリカはポーカーをする 第6章 新型コロナとの闘い、そして墓穴を掘った米国 第7章 バイデン政権と強硬派のイラン新大統領、そしてイスラエルという火種 第8章 米国とイランの狭間で――イランと付き合うことは日本の国益か? おわりに 日本外交のチャンスと役割

本文紹介

中東産原油に需要の九割を依存する日本。中東外交四〇年の前大使が提言する対イラン外交の意義と未来。

抜粋:二〇一九年六月安倍元首相は米国との間で高まる緊張を緩和しようと日本の首相として四一年振りにイランを訪問した。知られざる積極外交の意味とは何か。需要の九割を中東産原油に依存する日本は、ペルシャ湾の安全のカギを握るイランと、米国の狭間でどのような外交を展開できるのか。四〇年を中東の現場で過ごした外交官の提言。