書籍詳細

書籍のレビュー・概要

官邸に権力が集中した「一強」政治ゆえの驕り、忖度官僚の出現、進む国会軽視…。平成期の政治改革は当初期待された効果を上げず、権力間のバランスが崩れて、副作用ばかりが目につくようになった。なぜ政治の劣化を招いたのか。ファクトにもとづいて検証、その原因を探り、令和の時代にふさわしい新しい政治改革を提言する。

検証 政治改革 なぜ劣化を招いたのか

Takumi ブックス

検証 政治改革 なぜ劣化を招いたのか

著者・関係者
川上 高志 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2022/02/18
体裁
新書・264頁
ISBN
9784004319153
在庫状況
在庫あり

価格:990 円

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著者略歴

  • 川上高志(かわかみ たかし) 1959年生まれ。共同通信社編集局特別編集委員兼論説委員。東京大学法学部卒。1983年共同通信社入社。松山、神戸両支局、仙台支社を経て、1991年から政治部。首相官邸、与党、野党、外務省などを担当。外務省キャップ、官邸キャップを経て2004年政治部次長。論説委員兼編集委員、編集局次長、論説副委員長兼編集委員などを経て、2019年7月から現職。 日本記者クラブ企画委員、白鷗大学客員教授。

目次

  1. はじめに 序章 短期決戦での自民党勝利――有権者の審判から逃げた衆院選 一 選挙直前の党首交代 二 「負の遺産」隠し 三 実現しなかった与野党伯仲 第1章 平成期の政治改革――狙いは何であったのか 一 細川政権による選挙制度改革 二 橋本政権による行政改革 三 公務員人事制度の改革 四 平成期の改革の「目標地点」 第2章 総裁・首相はどのように強くなったのか――集中する権力と驕り 一 小泉政権 二 第二次安倍政権 第3章 自民党の内実はどう変わったのか――派閥の弱体化と物言わぬ議員 一 派閥の変質 二 議員活動の変化 三 手付かずの党改革 第4章 なぜ政権交代は遠のいたのか――野党の分裂と補完勢力 一 「二大政党化」の幻想 二 公明党 三 第三極政党 第5章 なぜ国会は軽視されるようになったのか――審議を嫌った政権 一 国会審議の忌避 二 実現しない国会改革 三 行政監視機能の低下 四 自由な解散権の問題 第6章 忖度官僚が出現した背景――中立性を失った官僚機構 一 小泉政権と民主党政権 二 第一次安倍政権の反省から復権へ 三 官邸主導の弊害 第7章 メディアはなぜ監視の力を失ったのか――強まる圧力と分断 一 萎縮させる圧力 二 特定メディアの選別 第8章 断たれる国民との信任関係――有権者の代表と言えるのか 一 低下する政治への期待 二 リーダーと議員の劣化 三 偏る議会の構成 四 社会を分断する政治 第9章 新・政治改革に向けて――今こそ抜本改革の議論を 一 選挙制度改革 二 公選法など現行制度の見直し 三 政党の改革 四 国会改革 五 政官関係の見直し 六 国民との信頼の修復 終章 まとめ――将来を見据えた議論を 参考文献 あとがき

本文紹介

平成の政治改革が期待された効果を上げず、かえって政治の劣化を招いたのはなぜか。新・政治改革を提言。

抜粋:官邸に権力が集中した「一強」政治ゆえの驕り、忖度官僚の出現、進む国会軽視…。平成期の政治改革は当初期待された効果を上げず、権力間のバランスが崩れて、副作用ばかりが目につくようになった。なぜ政治の劣化を招いたのか。ファクトにもとづいて検証、その原因を探り、令和の時代にふさわしい新しい政治改革を提言する。