書籍詳細

書籍のレビュー・概要

政治責任を問うことも、それを看過することも日常になってしまったいま、私たちは「政治に無責任はつきものなのだ」という諦念を追認するしかないのか。自己責任論と政治不信の渦中で政治責任を取らせることは可能なのか。H・アーレントや丸山眞男などを参照しつつ、政治責任をめぐるもどかしさの根源を理論的に究明する。

政治責任 民主主義とのつき合い方

Takumi ブックス

政治責任 民主主義とのつき合い方

著者・関係者
鵜飼 健史 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2022/02/18
体裁
新書・266頁
ISBN
9784004319139
在庫状況
在庫あり

価格:990 円

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著者略歴

  • 鵜飼健史(うかい たけふみ) 1979年愛知県生まれ 2009年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学 2010年同博士号取得 日本学術振興会特別研究員、早稲田大学社会科学総合学術院助教等を経て 現在―西南学院大学法学部教授 専攻―政治理論 著書・論文―『人民主権について』(法政大学出版局、2013年)、「生きている主権論――台湾政治学と主権の現実性」(『年報政治学』2019-I)、「時間の中の民主主義」(『思想』1150号) 訳書―ナディア・ウルビナティ『歪められたデモクラシー』(岩波書店、2021年)

目次

  1. はじめに 第1章 無責任な政治のなかの責任 1 現代政治の責任 2 責任と日本戦後政治史 3 信頼が欠如した現代政治 第2章 責任がある 1 政治責任の形態論 2 権力と責任 3 政治責任としての戦争責任 第3章 責任を取る 1 政治責任は結果責任? 2 アカウンタビリティと政治責任 3 責任を取る政治の構想 第4章 無責任から責任へ 1 政治問題としての無責任 2 無責任な政治 3 なぜ政治責任が取られないのか 第5章 政治責任の未来 1 責任の自覚 2 あらためて自己責任を考える 3 民主主義の責任 あとがき

本文紹介

「政治に無責任はつきものだ」という諦念が渦巻く中、政治責任をめぐるもどかしさの根源を究明する。

抜粋:政治責任を問うことも、それを看過することも日常になってしまったいま、私たちは「政治に無責任はつきものなのだ」という諦念を追認するしかないのか。自己責任論と政治不信の渦中で政治責任を取らせることは可能なのか。H・アーレントや丸山眞男などを参照しつつ、政治責任をめぐるもどかしさの根源を理論的に究明する。