書籍詳細

書籍のレビュー・概要

なぜ『源氏物語』は世界文学たり得たのか。時空を超えて生成し続ける物語の力とは何か。物語の奥深くに刻まれた、『長恨歌』や羽衣説話・白鳥処女説話などの東アジアにおける民話の影響を剔出することで、その根底に人類の根源の物語を見出し、それを男の物語から女の物語へと昇華させた、『源氏物語』生成の姿を描き出す。

源氏物語と長恨歌 世界文学の生成

Takumi ブックス

源氏物語と長恨歌 世界文学の生成

著者・関係者
上野 英二 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2022/02/16
体裁
A5・上製 ・カバー ・378頁
ISBN
9784000615167
在庫状況
在庫あり

価格:8,030 円

カートを見る

著者略歴

  • 上野英二(うえの えいじ) 1957年生まれ。京都大学文学部卒業(国語学国文学専攻)。 同 大学院文学研究科修了。 博士(文学)。 京都大学文学部助手、成城大学文芸学部専任講師、助教授を経て現在教授。東洋文庫研究員。 著書―『源氏物語序説』(平凡社、1995年) 共編著―『佐竹昭広集』全5巻(岩波書店、2009-2010年)

目次

  1. 序論 長恨歌から源氏物語へ 源氏物語と長恨歌 其一 楊貴妃の例 其二 光源氏始末 其三 長恨歌変奏 其四 竹取と浦島 其五 羽衣説話 其六 天の夕顔 其七 源氏物語と白鳥処女 其八 長き世の恨み 其九 長恨歌と桐壺の巻 其十 長恨三代 其十一 女のしわざ 其十二 白鳥処女説話再考 其十三 雨夜の物語 其十四 尋ね行く幻もがな 其十五 夢の浮橋 補論 長恨歌の民話的原型――羽衣・浦島・七夕説話 参照論文・研究書等一覧 初出等一覧 後記

本文紹介

長恨歌や民話の影響を剔出。人類の根源的物語を見出し、女の物語へ昇華させた『源氏』生成の姿を描く。

抜粋:なぜ『源氏物語』は世界文学たり得たのか。時空を超えて生成し続ける物語の力とは何か。物語の奥深くに刻まれた、『長恨歌』や羽衣説話・白鳥処女説話などの東アジアにおける民話の影響を剔出することで、その根底に人類の根源の物語を見出し、それを男の物語から女の物語へと昇華させた、『源氏物語』生成の姿を描き出す。