書籍詳細

書籍のレビュー・概要

魂は肉体とともに消滅する存在であるのに、なぜ人は「あの世」というフィクションを創造するのだろうか。俳人は、癌という病を得て、生老病死をまるごと包み込む俳句の宇宙にあらためて向き合い、生と死にまつわる世界の壮大な仕掛けを考えた。俳諧の奥深さを伝える実作者ならではのエッセイ。「図書」好評連載、待望の書籍化。

俳句と人間

Takumi ブックス

俳句と人間

著者・関係者
長谷川 櫂 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2022/01/20
体裁
新書・238頁
ISBN
9784004319115
在庫状況
在庫あり

価格:946 円

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著者略歴

  • 長谷川 櫂(はせがわ かい) 1954年熊本県生まれ。俳人。俳句結社「古志」前主宰。「きごさい(季語と歳時記の会)」代表。朝日俳壇選者。読売新聞に詩歌コラム「四季」を連載、インターネットサイト「俳句的生活」で「ネット投句」「うたたね歌仙」を主宰している。 句集に『古志』(牧羊社)、『虚空』(花神社、読売文学賞受賞)、『柏餠』『吉野』『九月』『震災歌集 震災句集』『太陽の門』(以上、青磁社)、評論集に『俳句の宇宙』(サントリー学芸賞受賞)『古池に蛙は飛びこんだか』(以上、花神社/中公文庫)、『芭蕉の風雅』『俳句の誕生』(以上、筑摩書房)、エッセイ集に『俳句的生活』『和の思想』(以上、中公新書)などがある。

目次

  1. はじめに 第一章 癌になって考えたこと 第二章 挫折した高等遊民 第三章 誰も自分の死を知らない 第四章 地獄は何のためにあるか 第五章 魂の消滅について 第六章 自滅する民主主義 第七章 理想なき現代 第八章 安らかな死 おわりに 俳句索引 短歌索引 人名索引

本文紹介

癌の宣告を受けたことをきっかけに、現代を代表する俳人が、俳句を縦糸に、病いや生と死、天国と地獄について考える。

抜粋:魂は肉体とともに消滅する存在であるのに、なぜ人は「あの世」というフィクションを創造するのだろうか。俳人は、癌という病を得て、生老病死をまるごと包み込む俳句の宇宙にあらためて向き合い、生と死にまつわる世界の壮大な仕掛けを考えた。俳諧の奥深さを伝える実作者ならではのエッセイ。「図書」好評連載、待望の書籍化。