書籍詳細

書籍のレビュー・概要

小学生の悠翔のもとに突然やってきた謎の少女、アリス。まるで赤ちゃんのように何も知らなかったが、悠翔たちから多くを学んでいく。しかしそこに、怪しい影が忍び寄り……!? AIと共存する未来とはどういうものか。「発達する知能」は、いかに実現されるのか。小説と解説の合わせ技で、いざ、めくるめく知の融合体験へ!

僕とアリスの夏物語 人工知能の、その先へ

Takumi ブックス

僕とアリスの夏物語 人工知能の、その先へ

著者・関係者
谷口 忠大 著
カテゴリ
自然科学書
刊行日
2022/01/13
体裁
B6・並製 ・カバー ・206頁
ISBN
9784000297097
在庫状況
在庫あり

価格:1,760 円

カートを見る

著者略歴

  • 谷口忠大(たにぐち ただひろ) 1978年京都府生まれ。2006年京都大学大学院工学研究科精密工学専攻博士課程修了。「自分自身という存在は何なのだろうか?」「相手の頭の中を覗けないのに、どうして僕らは言葉の意味がわかるようになるのだろうか?」などの問いから、記号創発システムという概念を提案。また記号創発ロボティクスという研究分野を創出し、広範な研究活動を展開している。立命館大学情報理工学部教授。博士(工学、京都大学)。パナソニック客員総括主幹技師。書評ゲーム「ビブリオバトル」の発案者としても知られる。おもな著作に『記号創発ロボティクス』、『イラストで学ぶ人工知能概論』(ともに講談社)、『賀茂川コミュニケーション塾』(世界思想社)、『心を知るための人工知能』(共立出版)。

目次

  1. 第1話 訪れる者 第1話解説 人工知能の時代 「知能」って何だろう/人工知能技術は人間に近づいているのか?/「関数」としての人工知能/発達する心をつくる 第2話 物を調べる者 第2話解説 探索と物体概念の獲得 物体の概念とは何か?/「見て、触って、聞いて」知るロボット/「物体概念」の数理モデル/探索する幼児 vs 待っている人工知能/ロボットに好奇心をもたせる/「時々、ダメそうなことをやってみる」知的さ 第3話 言葉を覚える者 第3話解説 音素と語彙の獲得 言葉を聞きとるための知識/幼児は音素と単語を発見する/音列の統計情報をつかう/ロボットは単語を「発見」できるか?/幼児の音声認識にテキストはいらない/それは「クーラー」か、「スズシイ」か? 第4話 徘徊する者 第4話解説 移動と場所の学習 幼児はやがて歩き始める/身体そのものが「知的」である/柔らかいことの大切さ/「場所」の概念を理解する/本物の言語使用に向き合う 第5話 街に出る者 第5話解説 社会の中での言語獲得と理解 「はじめてのおつかい」からサービスロボットを考える/「統語的」関係から意味を定義する/分布意味仮説――単語の並びに潜む意味/データベース的な知識を使うロボット 第6話 苦悩する者 第6話解説 人工知能と社会構造の変容 人工知能に仕事を奪われる?/技術が発展すると「仕事」は変わる?/インターネットと人工知能の同盟関係 第7話 衝突する者 第7話解説 人工知能との関係性と倫理 人間のふりをするロボット/会話の文脈理解は難しい/関係性を育む/「ロボット工学三原則」って言われても/人工知能は規範をどう学ぶか?/ロボットと生きるための倫理 第8話 未来に向かう者 第8話解説 発達する自律的な人工知能の創成 自律的なロボットを創る/人工知能の感情と意識/アリスが「人間」になった理由/プロジェクト・アリス 引用文献 カバーイラスト=沢音千尋

本文紹介

AIと共存する未来とは。「発達する知能」はいかに実現されるのか。小説と解説の合わせ技で迫る!

抜粋:小学生の悠翔のもとに突然やってきた謎の少女、アリス。まるで赤ちゃんのように何も知らなかったが、悠翔たちから多くを学んでいく。しかしそこに、怪しい影が忍び寄り……!? AIと共存する未来とはどういうものか。「発達する知能」は、いかに実現されるのか。小説と解説の合わせ技で、いざ、めくるめく知の融合体験へ!