書籍詳細

書籍のレビュー・概要

健気に頑張る、あるいは尊敬すべき障害者ーーメディアや映像作品でおなじみのイメージは、健常者の感動の道具として消費するだけの「感動ポルノ」なのではないか? 最近のそんな批判に対し、名作とされる映画からドキュメンタリー、パラ五輪まで個々の表現に分け入り、何が語られていないか、その可能性まで含めて考える。

「感動ポルノ」と向き合う

Takumi ブックス

「感動ポルノ」と向き合う

障害者像にひそむ差別と排除

著者・関係者
好井 裕明 著
カテゴリ
ブックレット
刊行日
2022/01/07
体裁
A5・並製 ・88頁
ISBN
9784002710587
在庫状況
在庫あり

価格:682 円

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著者略歴

  • 好井裕明(よしいひろあき) 1956年生まれ.東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学.筑波大学大学院人文社会科学研究科教授を経て,2012年より日本大学文理学部社会学科教授.京都大学博士(文学).専攻は,差別の社会学,エスノメソドロジー,映画の社会学. 著書に『批判的エスノメソドロジーの語り――差別の日常を読み解く』(新曜社),『「あたりまえ」を疑う社会学――質的調査のセンス』(光文社新書),『違和感から始まる社会学――日常性のフィールドワークへの招待』(光文社新書),『差別原論――〈わたし〉のなかの権力とつきあう』(平凡社新書),『排除と差別の社会学』(有斐閣選書),『戦争社会学――理論・大衆社会・表象文化』(明石書店),『他者を感じる社会学――差別から考える』(ちくまプリマー新書)などがある.

目次

  1. はじめに 一 「感動ポルノ」から考える 二 障害者はどのように描かれてきたか 三 感動することで落ちてしまう穴とは? 四 パラスポーツの「パラ」が持つ意味を考える 五 これからの障害者表象とは――「感動ポルノ」を超えていくために 六 「差別を考える文化」の創造へ あとがき 付録 「感動ポルノ」を考える映画リスト

本文紹介

「感動ポルノ」と称される、健常者に感動を与えるために利用される障害者イメージの問題点を考える。

抜粋:健気に頑張る、あるいは尊敬すべき障害者ーーメディアや映像作品でおなじみのイメージは、健常者の感動の道具として消費するだけの「感動ポルノ」なのではないか? 最近のそんな批判に対し、名作とされる映画からドキュメンタリー、パラ五輪まで個々の表現に分け入り、何が語られていないか、その可能性まで含めて考える。