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書籍詳細

書籍のレビュー・概要

漢帝国の崩壊後、さまざまな民族が激しく衝突・接触・融合し、中華世界は新たな中華の型となる隋唐帝国を創り出した。これまでの東アジア世界を越え、ユーラシアサイズでこの再編の動きを捉え直すと、一体どのような姿が浮かび上がるのだろうか。ユーラシアの東部と西部が重なり合う境界地帯を視座に据え、新生中華の全貌を鮮明に描き出す。

中華世界の再編とユーラシア東部 4~8世紀

Takumi ブックス

中華世界の再編とユーラシア東部 4~8世紀

著者・関係者
荒川 正晴 編集委員・大黒 俊二 編集委員・小川 幸司 編集委員・木畑 洋一 編集委員・冨谷 至 編集委員・中野 聡 編集委員・永原 陽子 編集委員・林 佳世子 編集委員・弘末 雅士 編集委員・安村 直己 編集委員・吉澤 誠一郎 編集委員
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2022/01/07
体裁
A5・上製 ・カバー ・312頁
ISBN
9784000114165
在庫状況
在庫あり

価格:3,520 円

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著者略歴

  • 【責任編集】 荒川正晴(あらかわ まさはる) 1955年生。大阪大学名誉教授。中央アジア古代史、唐帝国史。『ユーラシアの交通・交易と唐帝国』(名古屋大学出版会、2010年)。 【執筆者一覧】 佐川英治(さがわ えいじ) 1967年生。東京大学大学院人文社会系研究科教授。中国古代史。 鈴木宏節(すずき こうせつ) 1976年生。神戸女子大学文学部准教授。中央ユーラシア史。 辻 正博(つじ まさひろ) 1961年生。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。中国中世史・敦煌学。 戸川貴行(とがわ たかゆき) 1979年生。お茶の水女子大学基幹研究院准教授。中国古代史。 桃木至朗(ももき しろう) 1955年生。大阪大学名誉教授。東南アジア史・海域アジア史。 岩尾一史(いわお かずし) 1975年生。龍谷大学文学部准教授。古代チベット史。 李成市(り そんし) 1952年生。早稲田大学文学学術院教授。東アジア史。 冨谷 至(とみや いたる) 1952年生。京都大学名誉教授。中国法制史。 下倉 渉(しもくら わたる) 1966年生。東北学院大学文学部教授。古代中国・中世史。 吉田 豊(よしだ ゆたか) 1954年生。京都大学名誉教授。ソグド語文献研究・イラン語史。 中田美絵(なかた みえ) 京都産業大学文化学部准教授。中国唐代史。 齊藤茂雄(さいとう しげお) 1980年生。帝京大学文化財研究所講師。古代トルコ遊牧民族史。 影山悦子(かげや まえつこ) 1972年生。名古屋大学人文学研究科特任准教授。中央アジア文化史。 遠藤光暁(えんどう みつあき) 1958年生。青山学院大学経済学部教授。中国語音韻史。

目次

  1. 展 望|Perspective 中華世界の再編とユーラシア東部┄┄┄┄┄荒川正晴 はじめに 一、何故、ユーラシア東部なのか 二、中華内部の動向 三、ユーラシア東部のなかの中華世界の再編 結 語 問題群|Inquiry 十六国北朝隋唐政権と中華世界┄┄┄┄┄佐川英治 はじめに――中国史の分水嶺としての四世紀 一、ポスト漢帝国 二、「惹水」以後 三、皇帝可汗 四、王権の仏教受容 五、隋唐制度の形成 おわりに――中国の統一から中華の統合へ トルコ系遊牧民の台頭┄┄┄┄┄鈴木宏節 はじめに 一、遊牧民の「国家」をめぐって 二、トルコ系遊牧国家の基本構造 三、突厥のタルカンと部族支配 結 び 隋唐国制の特質┄┄┄┄┄辻 正博 はじめに 一、周隋革命と開皇の国制 二、唐王朝の成立事情と唐初の国制 三、開元官制の成立 四、隋唐の律と令 五、軍 制 おわりに――隋唐国制の特質 焦 点|Focus 南朝の天下観と伝統文化┄┄┄┄┄戸川貴行 はじめに 一、東晋の中原恢復と雅楽整備 二、南朝の天下観と雅楽整備 三、北斉・北周・隋への影響 おわりに 東南アジア世界と中華世界┄┄┄┄┄桃木至朗 序 この章の課題と目的 一、「インド化された諸国の古代史」の刷新 二、「マンダラ国家」群の形成(四―八世紀) 三、「憲章時代」の東南アジアと唐宋変革(九―一四世紀) チベット世界の形成と展開┄┄┄┄┄岩尾一史 はじめに 一、吐蕃の興隆とその国家体制 二、吐蕃の国家 三、宗教と吐蕃 四、チベット仏教文化圏の登場 おわりに 朝鮮史の形成と展開┄┄┄┄┄李成市 はじめに 一、朝鮮三国の国家形成の諸相 二、新羅国制転換の画期と新羅王権 三、百済・高句麗滅亡と支配集団の再編 四、領域拡大と「三韓一統」意識の形成 五、骨品体制国家の変容 おわりに 中華と日本――日本国の成立┄┄┄┄┄冨谷 至 一、「倭王」 二、『日本書紀』の「倭皇」 三、倭国から「日本」へ 四、「日本」の成立 小結――華夷秩序と日本の独立 交拝する夫婦――婚礼からみた中国ジェンダー史の一コマ┄┄┄┄┄下倉 渉 はじめに 一、親 迎 二、交 礼 三、拝 時 四、青 廬 おわりに コラム|Column 中華世界における胡語の漢字音写┄┄┄┄┄吉田 豊 唐代の仏教と訳経事業┄┄┄┄┄中田美絵 遊牧民の文字の創作┄┄┄┄┄齊藤茂雄 中華におけるソグド人の生活・文化 ――墓葬資料から探る┄┄┄┄┄影山悦子 中国語上古音の最近の推定から見た本邦最古の漢字音┄┄┄┄┄遠藤光暁

本文紹介

ユーラシアの東部と西部が重なり合う境界地帯を視座に据え、新生中華の全貌を鮮明に描き出す。

抜粋:漢帝国の崩壊後、さまざまな民族が激しく衝突・接触・融合し、中華世界は新たな中華の型となる隋唐帝国を創り出した。これまでの東アジア世界を越え、ユーラシアサイズでこの再編の動きを捉え直すと、一体どのような姿が浮かび上がるのだろうか。ユーラシアの東部と西部が重なり合う境界地帯を視座に据え、新生中華の全貌を鮮明に描き出す。