書籍詳細

書籍のレビュー・概要

日本語に起こっていることを、じっくり観察してみよう。ことばはうつりゆくもの。昔と少し違っても、知らない単語が増えても大丈夫。しかし、安定したコミュニケーションを脅かす危機が、そこかしこにみられないだろうか。壊れかけた日本語と、それらが照らし出す私たちの「今」を探り、来たるべき未来へ向けた提言をする。

うつりゆく日本語をよむ

Takumi ブックス

うつりゆく日本語をよむ

ことばが壊れる前に

著者・関係者
今野 真二 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2021/12/17
体裁
新書・232頁
ISBN
9784004319078
在庫状況
在庫僅少

価格:946 円

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著者略歴

  • 今野真二(こんの しんじ) 1958年神奈川県生まれ 1986年早稲田大学大学院博士課程後期退学。高知大学助教授を経て 現在―清泉女子大学教授 専攻―日本語学 著書―『仮名表記論攷』(清文堂出版、第30回金田一京助博士記念賞受賞)、『漢語辞書論攷』(港の人)、『百年前の日本語』(岩波新書)、『『言海』と明治の日本語』(港の人)、『日本語の考古学』(岩波新書)、『辞書からみた日本語の歴史』(ちくまプリマー新書)、『辞書をよむ』(平凡社新書)、『超明解! 国語辞典』(文春新書)、『漢和辞典の謎』(光文社新書)、『北原白秋言葉の魔術師』(岩波新書)、『『日本国語大辞典』をよむ』(三省堂)、『言海の研究』(小野春菜との共著、武蔵野書院)、『日日是日本語』(岩波書店)、『『広辞苑』をよむ』(岩波新書)、『日本語の教養100』(河出新書)、『テキストの変容』(武蔵野書院) ほか

目次

  1. はじめに 序章 日本語のみかた 第一章 壊れた日本語 一 比喩は成り立っているか 二 先まわりする表現――理を超えた情 三 解凍できない圧縮 第二章 「私」の時代の書きことば 一 思考の器としての言語 二 他者の不在――「共有」から考える 三 あるがままを認めてほしい――匿名の時代 第三章 ことばの変化をみる 一 「打ちことば」の領域拡大 二 「書きことば」の「話しことば」化 三 「場」の変化――「話しことば」の現在 第四章 「書きことば」の復権 一 双方向的(インタラクティヴ)なやりとり 二 公性の意識 三 リベラルアーツを学ぶ 四 「よむ」しかない 終章 「私」を超えて 一 コロナ下のことばをよむ 二 「私」を超えたコミュニケーションのために 三 日本語が「壊れる」前に あとがき

本文紹介

「壊れかけたことば」が増えているのはなぜか。日本語の「今」に私たちの危機を探り、未来を展望する。

抜粋:日本語に起こっていることを、じっくり観察してみよう。ことばはうつりゆくもの。昔と少し違っても、知らない単語が増えても大丈夫。しかし、安定したコミュニケーションを脅かす危機が、そこかしこにみられないだろうか。壊れかけた日本語と、それらが照らし出す私たちの「今」を探り、来たるべき未来へ向けた提言をする。