書籍詳細

書籍のレビュー・概要

「日本文献学」を提唱し、近代国文学の父とも称された芳賀矢一。「国学」から思想的な旧弊を取り除き、国際的な時代に適合する新しい学問へと改革することに尽力しつつ、教科書や辞書の編纂をはじめ、国語教育においても多大な貢献を成し遂げた。文献学者としての理想と使命の実践を貫いたその生涯を時代のなかに描き出す。

芳賀矢一 「国文学」の誕生

Takumi ブックス

芳賀矢一 「国文学」の誕生

著者・関係者
佐々木 孝浩 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2021/12/16
体裁
A5・上製 ・カバー ・212頁
ISBN
9784000269766
在庫状況
在庫あり

価格:3,960 円

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著者略歴

  • 佐々木孝浩(ささき たかひろ) 1962年生まれ。 1990年慶應義塾大学大学院後期博士課程退学。博士(学術)。 国文学研究資料館助手を経て、現在、慶應義塾大学附属研究所斯道文庫文庫長・教授 著書 『日本古典書誌学論』(笠間書院、2016年)、『歌論歌学集成第10巻』(共著、三弥井書店、1999年)、『古今集注釈書影印叢刊1 僻案抄』(勉誠出版、2008年)、『歌論歌学集成 第11巻』(共著、三弥井書店、2009年)、『大島本源氏物語の再検討』(共著、和泉書院、2009年)、『日本の書と紙――古筆手鑑『かたばみ帖』の世界』(共編著、三弥井書店、2012年)ほか

目次

  1. 略 伝 一 はじめに 二 略伝 第一章 国文学史確立への道程 一 『国文学読本』登場まで 二 「例言」に見る志 三 「緒論」の解体 四 「我邦文学の沿革」 五 時代ごとの文学の認識 六 「読本」の本体 七 『国文学読本』のまとめ 第二章 「日本文献学」とドイツ留学の後先 一 留学前夜の『国学史概論』 1 「日本文献学」を尋ねて 2 『国学史概論』を読む 3 序論 4 国学者論 5 『国学史概論』の意義 二 「国学とは何ぞや」の戦略 1 ドイツ留学の成果 2 フィロロギーの紹介 三 二つの比較から 第三章 「日本文献学」の正体 一 「日本文献学」の見取り図 1 「日本文献学」の講義 2 日本文献学とは何ぞや 3 日本文献学研究の過程 二 国文学と国史の研究史 1 国学史の概説 2 国文学研究と註釈 3 国史律令の研究 三 日本文献学の目的 1 文学史の研究 2 矢一の日本文献学 まとめに代えて 1 矢一の功績 2 矢一の日本文献学の大きさ 3 文献学の転換点 4 池田亀鑑の文献学 5 おわりに 芳賀矢一主要著作 主要参考文献 略年譜 図版出典一覧 後 記

本文紹介

「日本文献学」を提唱し、近代国文学の父とも称された芳賀矢一。学問の理想と実践を貫いた生涯を描く。

抜粋:「日本文献学」を提唱し、近代国文学の父とも称された芳賀矢一。「国学」から思想的な旧弊を取り除き、国際的な時代に適合する新しい学問へと改革することに尽力しつつ、教科書や辞書の編纂をはじめ、国語教育においても多大な貢献を成し遂げた。文献学者としての理想と使命の実践を貫いたその生涯を時代のなかに描き出す。