カテゴリー

書籍詳細

書籍のレビュー・概要

『論語』 と並んで読みつがれてきた 『老子』 とはどんな書物か、どう読み解かれ、古代中国から歴代王朝の統治にどうかかわったか。老子思想の発展・展開を大きな時代のうねりとして捉え明快に語る。この試みを支えるのは原テクストの深く尖鋭な読解である。永年にわたる老荘思想研究の第一人者の到達点。

老子探究

Takumi ブックス

老子探究

生きつづける思想

著者・関係者
蜂屋 邦夫 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2021/12/16
体裁
四六・上製 ・カバー ・460頁
ISBN
9784000026079
在庫状況
在庫あり

価格:3,410 円

カートを見る

著者略歴

  • 蜂屋邦夫(はちや くにお) 1938年生まれ。東京大学教養学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程終了、中国思想史専攻、文学博士。東京大学東洋文化研究所教授などを務め、東京大学名誉教授。著書に『中国的思考 儒教・仏教・老荘の世界』『老荘を読む』『荘子=超俗の境へ』(以上、講談社)、『中国思想とは何だろうか』(河出書房新社)、『図解雑学 老子』(ナツメ社)、『金代道教の研究 王重陽と馬丹陽』『金元時代の道教 七眞研究』(以上、汲古書院)、『「老子」「荘子」をよむ・上下』『100分de名著 老子』(以上、NHK出版)など、訳注書に『老子』(岩波文庫)など、編著書に『中国道教の現状──道士・道協・道観』『中国の道教──その活動と道観の現状』(以上、汲古書院)など。

目次

  1. はじめに 横山大観画「生々流転」 Ⅰ 老子という人物 第一章 歴史的存在としての老子 1 『史記』の「老子伝」 2 春秋戦国から秦にかけての時代の流れ 3 五行思想 第二章 秦王朝から漢王朝へ 1 秦始皇帝の政治 2 天とは何か 3 秦から漢へ 4 漢の成立 5 黄老思想 6 黄老思想の信奉者たち 第三章 神秘的存在としての老子 1 漢代から六朝にかけての老子信仰 2 唐代の老子信仰 3 玄宗の『老子』解釈 第四章 賈善翔の『猶龍伝』 1 宋代の老子信仰 2 起無始篇 3 乾鑿度と起無始篇と聖母碑 4 稟自然篇 5 見真身篇など 6 歴代帝王の師となった老子 7 「歴史」上の老子 Ⅱ 老子という書物 第一章 『老子』の成立と展開 1 『老子』の成立 2 前漢時代の『老子』像 3 北大漢簡と『老子』解釈 第二章 漢から魏へ 1 前漢と選挙制 2 後漢の時代相 3 曹操の登場とその政治 第三章 老子学の展開――何晏と王弼 1 何晏の活躍 2 何晏の「無」の論 3 王弼の人物像 4 王弼の『周易注』と『老子注』 第四章 何王以後の老子学 1 「無」の尊重の行方 2 仏教と老子学 Ⅲ 『老子』の注釈――河上公注を中心として 第一章 『老子』河上公注と河上公説話 1 河上公注 2 河上公説話 3 道家的君主の統治と養神――『老子』第一章河上公注 第二章 道家的君主の養神と情欲 1 学ぶことと情欲――『老子』第四十八章河上公注 2 万人には情欲がある――『老子』第三十二章河上公注 3 情欲を除去した境地――『荘子』を手がかりに 4 心を空虚にすれば神が宿る 5 生死と情欲――『老子』第五十章 6 精神という言葉 7 河上公注の精神という言葉 第三章 河上公注の構造 1 治身と治国 2 道教からの接近 3 河上公注の重層構造 4 重層構造と五臓神 注 扉挿絵説明 あとがき

本文紹介

『老子』 とは何か。老子思想の発展・展開を大きな時代のうねりとして捉え明快に語る。老荘思想研究の第一人者による到達点。

抜粋:『論語』 と並んで読みつがれてきた 『老子』 とはどんな書物か、どう読み解かれ、古代中国から歴代王朝の統治にどうかかわったか。老子思想の発展・展開を大きな時代のうねりとして捉え明快に語る。この試みを支えるのは原テクストの深く尖鋭な読解である。永年にわたる老荘思想研究の第一人者の到達点。