書籍詳細

書籍のレビュー・概要

セクシュアリティをはじめとし、近代社会において私的領域の深奥に秘匿されてきた事柄の政治性を鋭く分析する本書は、あらかじめ定められた物語を攪乱し、語りえぬものに声を与える政治と倫理の新たな地平を切り拓いた。精緻な理論でフェミニズム批評の最前線を走りつづけた著者の代表作、待望の文庫化。(解説=新田啓子)

愛について

Takumi ブックス

愛について

アイデンティティと欲望の政治学

著者・関係者
竹村 和子 著
カテゴリ
現代文庫
刊行日
2021/12/15
体裁
A6・並製 ・カバー ・430頁
ISBN
9784006004415
在庫状況
在庫あり

価格:1,782 円

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著者略歴

  • 竹村和子(Kazuko Takemura) 1954年生まれ、2011年逝去。元お茶の水女子大学大学院教授。お茶の水女子大学大学院修士課程修了、筑波大学博士課程退学。博士(人文科学)。専門は英語圏文学、批評理論、フェミニズム/セクシュアリティ研究。著書に、『フェミニズム』(2000)、『文学力の挑戦』(2012)、『彼女は何を視ているのか』(2012)ほか、訳書に、J.バトラー『ジェンダー・トラブル』(1999)、『触発する言葉』(2004)、トリン・T.ミンハ『女性・ネイティヴ・他者』(1995)ほか多数。(本書「主要著作」参照)

目次

  1. 序 「愛」について「語る」ということ 第一章 〔ヘテロ〕セクシズムの系譜――近代社会とセクシュアリティ 第二章 愛について――エロスの不可能性 第三章 あなたを忘れない――性の制度の脱‐再生産 第四章 アイデンティティの倫理――差異と平等の政治的パラドックスのなかで 第五章 〈普遍〉ではなく〈正義〉を――翻訳の残余が求めるもの 註 文献 竹村和子主要著作 解説すべてが途切れなく 新田啓子 初出一覧 人名索引

本文紹介

精緻な理論で政治と倫理の新たな地平を拓く、フェミニズム批評を牽引しつづけた著者の代表作を文庫化。

抜粋:セクシュアリティをはじめとし、近代社会において私的領域の深奥に秘匿されてきた事柄の政治性を鋭く分析する本書は、あらかじめ定められた物語を攪乱し、語りえぬものに声を与える政治と倫理の新たな地平を切り拓いた。精緻な理論でフェミニズム批評の最前線を走りつづけた著者の代表作、待望の文庫化。(解説=新田啓子)