書籍のレビュー・概要
【特集】学知と政治 私たちは、学問の自由と学術組織の独立した地位の尊重を求める。 その自由と独立とは、ただアカデミズムの発展のためだけではなく、私たちの社会の持続可能性の確保と民主主義のために不可欠であるからだ。 日本学術会議の会員任命拒否から1年が経過した。 いまだ政権は、その決定の撤回をせず、経過の率直な説明も行なっていない。 追及の過程の中で明るみに出た政府の文書には、このように記されていた。 「外すべき者(副長官から)」――政権は、何を恐れて、このような挙におよんだのか。 学問の自由と独立を侵し、法に違背してまで、知の第一線に立つこの6名の、何を忌避したかったのか。 その本質は、本特集の全体によって明らかとなろう。