書籍詳細

書籍のレビュー・概要

ロボットを研究することは、人間を深く知ることでもある。ロボット学の世界的第一人者である著者は、長年の研究を通じて、人間にとって自律、心、存在、対話、体、進化、生命などは何かを問い続ける。ロボットと人間の未来に向けての関係性にも言及。人と関わるロボットがますます身近になる今こそ、必読の書。

ロボットと人間 人とは何か

Takumi ブックス

ロボットと人間 人とは何か

著者・関係者
石黒 浩 著
カテゴリ
文庫
刊行日
2021/11/19
体裁
新書・286頁
ISBN
9784004319016
在庫状況
在庫あり

価格:1,034 円

カートを見る

著者略歴

  • 石黒 浩(いしぐろ ひろし) ロボット工学者。大阪大学基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。京都大学情報学研究科助教授、大阪大学工学研究科教授を経て、2009年より大阪大学基礎工学研究科教授(栄誉教授)。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。遠隔操作ロボットや知能ロボットの研究開発に従事。人間酷似型ロボット(アンドロイド)研究の第一人者。2011年大阪文化賞受賞。2015年文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞受賞。2020年立石賞受賞。2021年オーフス大学名誉博士。 著書には、『ロボットとは何か──人の心を映す鏡』(講談社現代新書)、『どうすれば「人」を創れるか──アンドロイドになった私』(新潮文庫)、『僕がロボットをつくる理由──未来の生き方を日常からデザインする』(世界思想社)ほかがある。 http://www.irl.sys.es.osaka-u.ac.jp/ http://www.geminoid.jp/ja/index.html

目次

  1. プロローグ 人間への興味/ロボット学/ロボット研究と社会の期待/人と関わるロボットの普及/コロナ禍とロボット/リモート会議システムの問題点/遠隔操作ロボットへの期待/遠隔操作ロボットと自律ロボットの違い 1章 ロボット研究から学ぶ人間の本質 ジェミノイドの研究開発/アイデンティティとは何か/ロボット社会/なぜ人間型ロボットが必要なのか/知的システム実現のための構成的方法/ロボットを用いた人間理解の研究/知能/身体性/マルチモーダル統合/意図や欲求/意識/社会関係/ロボット開発のロードマップ/マルチモーダルチューリングテスト 2章 対話ロボットとロボット社会 対話サービスロボット/家庭内対話ロボット/ホテル対話サービスロボット/語学教師ロボット/高齢者用の対話サービスロボット/自閉症対話サービスロボット/レストラン対話サービスロボット/ロボット社会の実現 3章 アンドロイドの役割 アンドロイドとヒューマノイド/アンドロイドの構造/偉人アンドロイドの例/アンドロイドの製作方法/声と語り/アンドロイド製作における重要な問題/アンドロイドの基本原則/社会的人格とプライバシー/アンドロイドになることによる人間の進化 4章 自律性とは何か 人間の意図や欲求/サブサンプションアーキテクチャ/ロボットの意図や欲求/音声に伴う人間らしい動作/対話を続ける傾聴機能/間違いを正す機能/自律対話アンドロイド「エリカ」/マルチモーダルチューリングテストへの挑戦/選好モデルと人間関係/自律性の本質 5章 心とは何か ロボットに感じる心/ロボット演劇「働く私」/アンドロイド演劇「さようなら」/アンドロイド演劇「変身」/心とは? 6章 存在感とは何か アンドロイドに感じる存在感/不気味の谷/遠隔操作ロボット「テレノイド」に感じる存在感/対話ロボットのミニマルデザイン「ハグビー」/想像を引き出す二つのモダリティ 7章 対話とは何か 二体で対話するロボット「コミュー」/音声認識なし対話/意図認識なし対話/洋服を販売するアンドロイド/アンドロイドとのタッチパネル対話/人間どうしのタッチパネル対話/対話の本質 8章 体とは何か 遠隔操作アンドロイドへの操作者の適応/脳波による遠隔操作/脳とアンドロイドの体の繫がり/侵襲型ブレインマシンインターフェース/スマートフォンと脳/第三の腕/体の本質 9章 進化とは何か 進化における二つの方法/人間と技術の関係/人間は無機物から生まれて無機物に戻る/新たな人類の誕生/無機物の体によるカンブリア爆発 10章 人間と共生するロボット スマートスピーカーの発展/命令する関係から共生する関係/自動運転の電気自動車と対話ロボット/対話ロボットが変える未来/アバターの研究開発/新たな社会問題/人間アバター・ロボット共生社会 エピローグ 未来を考える力/未来は自分で創るもの/ロボットを通して人間を考える/未来は可能性に満ちている

本文紹介

ロボット学の第一人者は人にとって自律、心、対話等とは何かを問い続ける。今後のロボットとの関係にも言及

抜粋:ロボットを研究することは、人間を深く知ることでもある。ロボット学の世界的第一人者である著者は、長年の研究を通じて、人間にとって自律、心、存在、対話、体、進化、生命などは何かを問い続ける。ロボットと人間の未来に向けての関係性にも言及。人と関わるロボットがますます身近になる今こそ、必読の書。