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書籍詳細

書籍のレビュー・概要

政治学の分野で重要性を増している「因果推論」。本書ではその基礎から書き起こし、さまざまな研究例を用いて無作為化実験、自然実験、不連続回帰デザイン、操作変数法、差の差法といった具体的手法を解説していく。さらに研究の基本的な流れや進めかたなども論じ、読者を研究の実践へといざなう。

政治学と因果推論

Takumi ブックス

政治学と因果推論

比較から見える政治と社会

著者・関係者
松林 哲也 著
カテゴリ
人文・社会科学書
刊行日
2021/11/16
体裁
B6・並製 ・カバー ・216頁
ISBN
9784000269995
在庫状況
在庫あり

価格:2,200 円

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著者略歴

  • 松林哲也(まつばやし てつや) 1977年生まれ。2007年、テキサスA&M大学大学院政治学部博士課程修了。Ph.D(.政治学)。専門は政治行動論、政治代表論。 ノーステキサス大学政治学部アシスタント・プロフェッサー、大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授を経て、現在、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授。著書に『政治行動論――有権者は政治を変えられるのか』(共著)、『自殺のない社会へ――経済学・政治学からのエビデンスに基づくアプローチ』(共著)(いずれも有斐閣)など。

目次

  1. 第1章 政治学と因果推論 1 原因と結果の政治学 2 単純な比較はうまくいかない 3 反事実という考え方 4 なぜ因果推論なのか 5 本書の特徴 6 ロードマップ 第2章 因果効果の定義と自己選択バイアス 1 変数とは何か 2 因果効果の定義 3 因果効果の測定 4 自己選択バイアスの影響 5 自己選択バイアスの例 第3章 統制に基づく比較の限界と自己選択バイアスの克服 1 交絡変数の統制 2 回帰分析による複数の交絡変数の統制 3 無作為割り当て 4 5つの研究デザイン 第4章 無作為割り当てを利用する比較:無作為化実験 1 世論調査と社会的望ましさバイアス 2 回答方式が回答傾向に与えた因果効果の推定 3 応用例1:サーベイ実験 4 応用例2:フィールド実験 第5章 偶然の割り当てを利用する比較:自然実験 1 投票コストと投票参加 2 自然実験と回帰分析の仕組み 3 台風が投票率に与えた因果効果の推定 4 応用例 第6章 カットオフ周辺での割り当てを利用する比較:不連続回帰デザイン 1 選挙競争と現職効果 2 不連続回帰デザインの仕組み 3 党派的現職優位効果の推定 4 仮定の確認 5 応用例 第7章 偶然が引き起こす連鎖反応を利用する比較:操作変数法 1 投票率と選挙結果 2 操作変数法の仕組み 3 投票率が政党得票率に与えた因果効果の推定 4 応用例 第8章 経時的変化を利用する比較:差の差法 1 女性の政治参入 2 差の差法の仕組み 3 市町村合併が女性候補者比率に与えた因果効果の推定 4 イベントスタディの仕組み 5 ごく少数の介入事例に注目する合成統制法 6 応用例 第9章 因果推論のはじめかた 1 研究を構成するパーツ 2 リサーチクエッションの設定 3 良い仮説の見つけかた 第10章 因果推論のゆくえ 1 因果推論の弊害? 2 因果推論と日本政治分析 参考文献 あとがき

本文紹介

因果推論とデータ分析の基礎から書き起こし、政治学でのさまざまな研究例を用いて各手法を解説する。

抜粋:政治学の分野で重要性を増している「因果推論」。本書ではその基礎から書き起こし、さまざまな研究例を用いて無作為化実験、自然実験、不連続回帰デザイン、操作変数法、差の差法といった具体的手法を解説していく。さらに研究の基本的な流れや進めかたなども論じ、読者を研究の実践へといざなう。